一方、「大晦日オールスター体育祭」では、伸縮性に乏しい柔道着でアーチェリーをした角田に対し司会のバナナマン・設楽統が「すみません、番組の意向で動きづらい柔道着のまま」と気遣うと、角田はすかさず「いやいや、良かったかもしれないです、逆に。いつもの試合の感じが出たんで」と笑顔でフォローしていた。

 こうした場面からも人柄の良さがにじみ出ている角田だが、本人が時おりぶっちゃける“元カレ”ネタも注目を集めている様子。

 昨年12月23日放送のフジテレビ系「生ジャンクSPORTS 3時間SP」では、「1年前に別れてから全然、付き合える人がいなくて。出会いもなくて。マッチングアプリをしようかなと思ったら、めっちゃ周りに止められました」と自身の恋愛事情を赤裸々に告白。

 この翌日に放送された日本テレビ系「Xマス特大さんま御殿 聖夜に人気者が大集合 お笑い怪獣50周年祭」でも、“減量中なのに当時の恋人が買ってきたケーキを食べてしまった”というエピソードを明かし、「同じ柔道(選手)だったんで」「(彼は)重量級だったんで、10キロぐらい簡単に落とせるタイプだった」と元カレの情報を自ら提供していた。

 案の定、ネット上では「角田選手の元カレの重量級選手って誰?」とザワつく事態となっていたが、スポーツメディアの編集者が言う。

「以前から1年ほど前に恋人と別れたことを公言している角田選手ですが、マスコミ内では彼女が過去に、年上の元重量級選手と交際していたのは有名な話。2人は破局後も良好な関係を続けているようで、角田選手がパリ五輪で金メダルを獲得する瞬間を元カレがスタンドで見届けていたり、五輪後の番組で角田選手が“巴投げを伝授してもらった恩人”としてその元カレを紹介したりしていました。なお、角田選手が理想とする結婚相手は『ハネムーンにもランニングシューズを持ってきてくれる人』だとか。彼女の日課である“朝のジョギング”を一緒にしてくれる男性を求めているそうです」
 

バラエティーで人気も納得

 恋愛のぶっちゃけトークへの関心も高まっている彼女だが、芸能評論家の三杉武氏は次のように語る。

「パリ五輪での活躍で一躍時の人となり、バラエティーを中心にテレビでの活躍も目立つ角田選手。柔道選手としての確固たる実力や実績はもちろん、ビジュアルの良さや得意技の巴投げのインパクト、ケガや挫折を乗り越えて30代で初めて五輪の切符をつかみ見事に金メダルを獲得するといった遅咲きのストーリーなどが多くの人たちを魅了しています。テレビ番組などでの驕ることない謙虚な振る舞いや発言から、その人柄の良さがテレビ画面越しにも伝わってきますし、それでいて頭の回転も速く、バラエティー対応能力の高さもうかがえて、さまざまな番組で重宝されているのも納得です。抜群の好感度の高さで今後もさらなる活躍が見られそうです」

 昨年は膝のリハビリを優先したものの、今年は体重無差別で争う4月の「全日本女子選手権」への挑戦を明言している角田。畳の上での勇姿に期待したい。

(小林保子)

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