「テレビとは距離を置きたい」
X子さんはその後も、SNSでPTSDとは生命を脅かされるような出来事によって引き起こされる精神疾患であること、死をも考えたことがあったことなどをつづっていた。
「芸能活動とはいっても、テレビとは距離を置きたい感じでした。インフルエンサーというか、自分の病の体験を通じての社会貢献のような活動をしたがっているように見えました」
中居とX子さんとのトラブルが明るみに出たのは昨年12月。「女性セブン」と「週刊文春」の報道がきっかけだった。両誌の報道によると、2023年6月、中居とX子さんの会食が行われ、当初はフジテレビの編成幹部・A氏(当時)も来るはずだったという。だがA氏が急遽参加できなくなり、2人きりになると、中居とX子さんとの間でトラブルが生じた。その結果、X子さんは体調不良となり、PTSDを発症。入院して治療をしたが、仕事の継続は困難な状態となった。
フジテレビは公式サイトで「食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません」とコメントを出した。
フジテレビ関係者はこう見解を示す。
「私もタレントさんが同席するスポンサーとの食事会には参加したことはあります。それはひとつの業務です。ウチの局に限らず、それはテレビ各局がやっていることで、番組の打ち上げや食事会、スポンサーの接待までダメというのなら、各局で大問題になりますよ。だけど女性社員が無理やり連れていかれるとか、ましては“上納”などということはあり得ません。たとえば、局のスポーツ担当記者が女性アナウンサーに『一緒に来ないか』と誘って、興味があれば彼女たちも参加する。食事会に出ることで取材が円滑にいくなら、アナウンサーも出ておいたほうがいいですから。でも、食事会が嫌だったり、都合が悪かったりすれば普通に断りますし、組織ぐるみで何かやるなんてことはありません」