藤井さんの手掛けた番組では、ほかにも、アイマスクをしたままパラグライダーをさせられたり、無人島に連れて行かれたり、10日連続早朝に寝起きで水泳、相撲、PKなどの10種競技をやらされたり、携帯も財布も持たない状態で東北に連れて行かれて「ハトより先に埼玉の鳩舎(きゅうしゃ)に戻ってこられるか」を検証させられたりと、いろいろと大変な仕事はあったけど、「大脱出」が断トツでつらかった。
というか、企画を振り返ると、藤井さんは、ほんと頭がおかしい人だね(笑)。
藤井さんは、ほんとミステリアスな存在
ちなみに、藤井さんの番組にはたくさん出させてもらっているけど、実はボクは藤井さんとは、ほとんどしゃべったことがない。ごくたまにテレビ局で偶然顔を見かけることもあるから「あいさつしにいこうかな」と近寄ったりしてみるけど、いつのまにかスーッといなくなっている(笑)。
だから、メディアのインタビューなどで「藤井さんってどんな人なんですか?」とよく聞かれるんだけど、まったくボクには分からない。「水曜日のダウンタウン」によく出ている芸人の中で、おそらくボクがいちばん分かっていないんじゃないかな。それぐらい、誰よりもしゃべっていない気がする。だから、ボクにとって藤井さんは、ほんとミステリアスな存在なんだ。
本音をいうと、これだけお世話になっている人なんだから、ボクとしてはいろいろと話してみたいことはたくさんある。連絡先も知りたいし、ご飯だって行ってみたい。リチと付き合えたのだって一応「水曜日のダウンタウン」のおかげなんだし。
まあでも、藤井さんはとてもプロフェッショナルな人だろうから、この絶妙な関係性が仕事しやすい距離感なのかもしれないけどね。いつかは、LINE交換ぐらいできたらいいなー。
そんな藤井さんが手掛けた「大脱出2」。肉体的、精神的にダブルでハードだったけど、今回も無事に終わって、ほんとよかった(笑)。