
楽天の柴田大地はパ・リーグ向きか
投手で大化けが期待されるのが、楽天がヤクルトから獲得した柴田大地だ。21年にドラフト3位で指名されたが、3年間で1軍登板は2試合のみ。今季は5月5日の中日戦(神宮)に救援登板して2回を1安打2四球1失点。その後はファーム暮らしだった。とはいえイースタンリーグでは40試合に登板し、2勝1敗、防御率2.17の好成績を残している。
「社会人野球ではケガのため目立った実績がなく、潜在能力を買われて3位で指名されました。ヤクルトでは制球力を改善しようという意識が強すぎて、生命線の直球の球速が落ちた時期がありましたが、今年は徐々に良さを取り戻していました。力で押し込む投球スタイルはパ・リーグ向きなので、新天地で覚醒する可能性があります」(ヤクルトを取材するテレビ関係者)
いずれも才能を期待されてNPBに指名された選手たちだ。環境を変えることで、大輪の花を咲かせる選手が1人でも多く現れることを願いたい。
(今川秀悟)