
12月1日に23歳の誕生日を迎えられた、天皇、皇后両陛下の長女愛子さま。宮内庁はこのとき、ご一家と暮らしていた愛猫の「みー」が8月に皇居で息を引き取ったことを明らかにし、その死を悼む愛子さまのお気持ちを伝えた。天皇ご一家のプライベートな空間を映した映像には、猫の「みー」や「セブン」、「ニンゲン」、犬の「由莉」など大切な「家族たち」がたびたび登場する。その映像や写真からは、ご一家の愛情深いまなざしが伝わってくる。
【写真】しゃがむ愛子さまとフードボールに「ぎゅうぎゅう」の子猫たちはこちら!
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東宮御所の庭でしゃがみ込んだ幼い愛子さまの前で、茶トラやキジなど4匹の小さな子猫たちが、銀色のフードボールに集まり、ごはんを食べている。
学習院初等科3年生だった愛子さまの部屋の前に現れるようになった子猫たちに、愛子さまがエサをあげて世話をするようになったのだという。

これは、今年春の園遊会で、皇后雅子さまが現代美術家の横尾忠則さんと夫人に見せた写真だ。
「この時は野良猫だったけれども、今はこんなで」
雅子さまは写真を手に、猫の赤ちゃんを愛子さまが育てたり、愛子さまのお友だちに譲ったりしたことを嬉しそうに話されたという。愛猫家で、自身が飼っていた猫の画集も出している横尾さんも写真を見て、
「おお、可愛いです」
と思わず声をあげた。
このときの園遊会では、愛子さまと横尾さんとのやりとりも話題になった。
横尾さんが飼っている猫について「どんどん太っていきます」と話すと、愛子さまは、
「幸せな猫ちゃんですね」
とにっこり。生き物への優しさがにじむ言葉に、あたたかな気持ちになった人も多かったようだ。