「それぞれのこの先の道が見えてきているからこそ、グループでのポジションが明確になっている気がします」(OMI)[撮影:蜷川実花/hair 宇津木剛(NAOTO・今市隆二)/make 船引美智子(NAOTO・今市隆二)/hair & make 高木大輔(小林直己) MAX(ELLY) 下川真矢(山下健二郎・岩田剛典) 千絵(OMI)/styling 渡邊康裕]
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 10枚目のオリジナルアルバム「ECHOES of DUALITY」を引っ提げ、ドームツアーを敢行中の三代目 J SOUL BROTHERS。結成15年目、その強さを保ち続けられる秘訣とは。AERA 2024年12月2日号より。

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――最新アルバム「ECHOES of DUALITY」のテーマは「二面性」。今年初の楽曲として7月に配信リリースされたシングル「BLAZE」から、すでにその片鱗は表れていた。

NAOTO:今までで一番ヒップホップ色が強い曲ですが、三代目はデビュー当時からバラードで踊るグループだったので、そもそも二面性が強いグループだと思っています。また、ヒップホップのカルチャーに触れたことで音楽やダンスや歌が好きになったメンバーが多いので、ルーツをしっかりと表現できましたし、その上で新しいアプローチにチャレンジできたと思います。

世界観に染まって

岩田:こういったラッパーがリリックを乗せそうなトラックはこれまでの三代目の楽曲にはありませんでした。でも、夏にフェスで披露した際に楽曲のパワーを強く感じて「こういう方向性でライブで盛り上がる鉄板曲を作れるのだったらどんどんやっていきたいよね」という話になりました。

ELLY:トラックから本当にかっこいい曲です。ストリーミングで音楽を聴く世代が好きな曲調に三代目がチャレンジすることで、若い世代に「こういう曲もやっているんだ」と思ってもらえるきっかけになる。ガンちゃん(岩田)も言いましたが、パフォーマンスがとても映える曲なので、ライブではステージから炎をガンガンに上げてパフォーマンスしていきたいですね。

小林:「BLAZE」の世界観に三代目がどんどん染まってきています。僕としては今回のライブの裏テーマソングのような気がしていて、こういう楽曲が映えるライブの世界観と、これまでの三代目のイメージであるエンターテインメント性の高いライブという二面性を作っていけるのではないかと思っています。

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三代目の現在と重なる