NYダウとは
NYダウとは、「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」のことで、アメリカを代表する30銘柄によって構成されている米国株式を代表する株価指数です。以前の連載記事で日経平均株価について取り上げましたが、アメリカのNYダウは日本でいう日経平均株価のようなものです。
NYダウに入っている銘柄は、時代の流れで入れ替えがあり、現在ではアップルやコカ・コーラ、マクドナルドなども含まれています。
NISAのつみたて投資枠でもNYダウに連動する銘柄もあるため、投資初心者の方でも触れる機会がある代表的な指数となっています。
大統領選でどんな影響が?
トランプ氏が掲げている経済政策の柱は、「減税」です。2017年には個人所得税などの減税をトランプ減税として成立させており、それの恒久化をめざすほか、法人税率のさらなる引き下げなども公約に含まれていました。
トランプ氏が打ち出す経済政策により、アメリカの景気を押し上げるという期待がされています。
そんなトランプ氏の政策への期待から、幅広い銘柄で買いが広がりました。
そして、最高値を更新したのはNYダウだけではなく、アメリカのほかの代表的な株価指数であるナスダック総合指数やS&P500も最高値を更新しています。
ナスダックはアメリカの新興企業向けの株式市場で、そこに上場している約3000銘柄を指数化したもの。S&P500はアメリカの大手企業約500社の時価総額をもとに指数化したものです。
投資をするにあたって投資信託を買うのであれば、米国株が含まれた投資信託を候補のひとつに考える方は多いはず。また、NISAを活用されている方で、アメリカの株価指数に連動した銘柄を買っている方も多いのではないでしょうか。
アメリカの株価は、トランプ氏が今後、どのような経済政策をとっていくかで大きく変動していくでしょう。ぜひアメリカの経済政策に関するニュースもチェックしてみてください。
(横川楓)