現代社会において「不倫」は当事者の社会的地位を揺るがしかねない、モラルを逸脱した行為だ。それなのになぜ不倫報道は相次ぐのか。
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競争をしているときは分泌盛ん
11月、国民民主党、玉木雄一郎代表の「不倫」が報じられた。玉木氏は陳謝し、党の代表を続ける意向を示し、了承された。
精神科医として高齢者医療に携わる和田秀樹医師は言う。
「玉木さんは『テストステロン(男性ホルモン)』が多いほうなのではないかと思います」
テストステロンとは、男性ホルモンのひとつ。男性の場合、主に精巣でつくられ、筋肉や骨格をつくったり、意欲や男性機能に影響したりするとされる。
「本来、バイタリティーの源になるホルモンです。テストステロンが多いと、体力や行動力が活性化するだけでなく、集中力や記憶力にも影響を与えるとみられています。新しいことにチャレンジしたり、人と関わったり、目標に向かって突き進んでいったりする力になります」
競争している時は分泌が盛ん
玉木氏率いる国民民主党は、先の衆院選で議席を大幅に伸ばした。
「選挙期間中のように、他者と『競争』をしているときは、テストステロンの分泌が盛んになる傾向があります。エキサイトするなかで性欲も上がる、というのは私も聞いたことがあります」
和田医師はテストステロンについて、さらに詳しく解説してくれた。
テストステロンは年齢を重ねるにつれ、分泌が減っていく。テストステロンが減少し、男性更年期症候群の諸症状に悩む人もいるという。
和田医師のクリニックでは、男性ホルモンが低下する高齢者向けに男性ホルモン補充療法を行っている。「リピート率が高い」という。
「テストステロンを入れると、皆さん明らかに元気になられます。頭はさえてゴルフの飛距離は伸び、性欲も強くなります」
アクティブ思考になり、活動的になり、人との交流を通して若々しさを保つようになるという。