チームのペリー・ミナシアンGMはチームの層を厚くするために、今後も投手、野手ともに積極的に獲得することを示唆。ミナシアンGMは残りの2年間の契約期間中に、何とか結果を残したいだろうが、“中途半端”な補強に動くと、逆にチームの未来を奪いかねない。

 米『Yahoo Sports』のフレッド・ジンキー記者も、エンゼルスは「伸び盛りの若手たちで戦えるようになるまではあと数年はかかりそう」という位置づけ。そんな中で年俸3545万ドル(54億5000万円)の契約を6年残すトラウトを優勝を狙うチームにトレードするのがロジカルだと主張しているが、ミナシアンGMはあくまで来季も“勝負”に出そうな雰囲気。将来の殿堂入り野手を手放すという選択はなさそうだ。

 大谷はエンゼルスを離れてすぐ目標に掲げていた世界一をドジャースで成し遂げたが、現在までの状況を見ると、古巣はまだまだ迷走しそうでもある。

暮らしとモノ班 for promotion
2024年この本が読みたい!「本屋大賞」「芥川賞」「直木賞」