坂本:良かったなと思って、本当に。夏菜子ちゃんとしては「自分も大人になったなぁ」って感じたりする?
百田:その答えになっているかはわからないんですけど、これまで私たちは良い先輩に恵まれてきたんだなっていうのを、改めて実感することが増えました。気にかけてくださったりとか、飴ちゃんもそうですけど、たくさんのことを教えていただいて。みなさん本当に優しくて、「何? あの子たち」みたいなのが一切ないんですよ。
坂本:それは夏菜子ちゃんたちがそういう子だから。だって、私たちがアイドルの人たちみんなに声をかけてるかって言ったら、かけられないですよ。でも、ももクロちゃんのことはみんなが好きになる。それこそ松崎しげるさんだってそうだし、五木ひろしさんだってももクロちゃんの大晦日の番組にも出ちゃうんだから。
百田:ありがたいです。中でも冬美ちゃんは、10代の頃からすごく仲良くしてくださって。今でも鮮明に覚えてるんですけど、3回目の紅白に出た時、現場で私たちが「冬美ちゃーん!」って呼んだら、周りにいた何十人もの出演者の方から「えっ? 『冬美ちゃん』って呼んでる!?」みたいな視線を送られて……あの時はヤバいと思いました(笑)。
坂本:ふふふ。そういうところがね、先輩方から可愛がられる要因なのよ。
(構成/編集部・藤井直樹)
※AERA 2024年11月11日号
※この対談の続きは11月11日発売の「AERA 11月18日号」に掲載します。