AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年11月11日号では、ウエディングパークに勤務する小笠真也さんと小笠朱美さん夫婦について取り上げました。
* * *
夫29歳、妻29歳のときに結婚。長男(4)との3人暮らし。
【出会いは?】新卒入社した会社の同期だった。
【結婚までの道のりは?】一度付き合った後に別れ、再び交際に発展して結婚に至った。
【家事や家計の分担は?】家事と育児はできるときに、できる人がやっている。財布は別々で、主に家賃を夫、日々の生活費を妻が出している。
夫 小笠真也[34]ウエディングパーク バリューデベロップメント本部 本部長
おがさ・しんや◆1990年、京都市生まれ。大学卒業後、2013年にウエディングパークに入社。クライアントのインターネット集客やDX推進に尽力し、21年にはDX本部の本部長に就任。24年10月から新規事業を束ねる新設部署の本部長として活動
社内結婚に関して不安はなかったですね。お互いの繁忙期を把握しているので、その時々で家事や育児を分担する割合を変える工夫が自然とできることが利点の一つだと感じています。
ただ、結婚前は同じ部署のマネージャー同士だったので、周りに気を使わせることだけはしたくないというのが共通認識でした。どちらかが部署異動する覚悟で社長に報告をした際、「二人を信じているから」と言ってもらったのが心強かったです。結果的に結婚後も同じ部署で働き続けることが叶いました。
今でも同じ会議に出席することがあるのですが、「この成果が出ていない」など遠慮なく言い合うので、夫婦感は全くないのではと思います。
3カ月に1度は二人でランチに行く時間を意識して作っています。日々慌ただしいですが1年前と比べると成長を感じられます。子どもは親をよく見ているので、私たちの背中を見て、「両親は楽しく生きている」と思ってもらえたらいいなと思っています。