「非自民」系の無所属も6人が当選を果たしている。
自民党の政務調査役を長く務め、細川政権時に自民党が下野した当時の事情にも詳しい政治評論家の田村重信氏は、
「細川政権のように野党が連立を組むと、首班指名ではぎりぎりで過半数を取られてしまう。2000万円の問題が敗因の一つで、その責任は石破首相にあると考える議員が多いので、首班指名では自民党から造反者が出る可能性もあります。そこを突かれて、野党が一つになれば細川政権の再来は十分に考えられます」
と話し、こうも続けた。
「ここは2000万円で大失敗した森山幹事長の名誉挽回、腕の見せ所でしょう。首班指名では野党を切り崩すなど、どう乗り切るのか。野党側は連立をまとめ上げる知恵者がいるかどうかです」
(AERA dot.編集部・今西憲之)