「おむすび」で朝ドラ初出演の麻生久美子
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 9月30日からスタートしたNHK連続テレビ小説「おむすび」で、ヒロイン(橋本環奈)の母親役を演じている麻生久美子(46)。麻生にとって朝ドラ初出演となるが、“元ヤンキー”という設定もあり、その演技に注目が集まっている。

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 今作は福岡、神戸、大阪を舞台に、橋本演じる福岡県の糸島で育った平成時代のギャルが人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を解決していこうとする青春物語。母親役の麻生は「名古屋出身の元ヤンキー」で、父親が気付かない娘たちの心の内を見抜き、娘たちの未来を応援する懐の深い母親という役を演じる。

 物語は2004年、福岡県の糸島を舞台にスタートし、麻生は高校1年生のヒロインの母親として第1話から登場。SNSでは「麻生久美子さんの母親も期待通りの安定感」「母親役の麻生久美子さんがひたすら可愛くて好き」など、早くも好評の声が上がった。

 麻生といえば、1995年に映画デビュー後、98年公開の「カンゾー先生」でヒロインを演じ、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。以降、映画を中心に数々の作品に出演する一方、2006年放送のドラマ「時効警察」(テレビ朝日系)でのコミカルな演技が反響を呼び、その名がお茶の間に浸透した。現在は確かな演技力を持つ実力派としての地位を確立しているが、素朴な美しさやかわいらしさも兼ね備え、男女問わずファンが多い。テレビ情報誌の編集者はこう話す。

「今作で母親役を演じる麻生ですが、私生活でも2007年に結婚し、12年に第1子、16年に第2子を出産しています。昨年、インタビューで働きながら子育てをする上での時間のやりくりの難しさについて語っており、子どもの学校の予定や習い事のスケジュールを組む日々に『マネージャーみたい』とも話していました。時間が足りないと思ったときは『プリントの締め切りはまだ先だから明日でもいいな』となど完璧にやろうとしないことをモットーとしているようです。別のインタビューでは子どもがかわいくて、今は仕事より『子育てが趣味』みたいになっていると話していたことも。仕事との両立に自問自答しながらも、子どもとしっかり向き合っていることが垣間見え、そこに好感を覚える人も多いと思います」

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アイドル歌手になりたかった