そのコーのプロ大会の最年少優勝記録を上回ったのが、タイのアタヤ・ティティクルだ。ティティクルは、2017年の欧州女子ツアーを14歳4カ月19日で制したことで、この記録を更新。その後も多くのタイトルを獲得すると16歳だった2020年にプロ転向した。すると2021年に同ツアーの年間ポイントレースを制覇。2022年からは米女子ツアーに参戦しすでに2勝を記録すると、19歳にして世界ランキングトップの座を射止めており、次世代の女子ゴルフ界を牽引する存在とも言える。

 レクシー・トンプソン(米)も天才少女として名を轟かせた。2007年に12歳4カ月で全米女子オープンの予選を突破し大会最年少出場記録を樹立。2010年6月に15歳126日でプロ転向したが、これはウィーを抜く史上最年少記録だった。

 2011年には16歳7カ月で米女子ツアーを制覇してポーラ・クリーマー(米)が持つ最年少優勝記録(18歳9カ月)を大幅更新。トレードマークの飛距離を武器に、これまでツアー11勝をマークしていたが、今季限りでの引退を表明。まだ29歳の若さだが、華麗なキャリアに区切りをつけ三十路を前に第二の人生を歩むことになった。

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