KDDIが大幅躍進、理系で昨年121位→3位に

 昨年理系で121位だったが、3位に急上昇したKDDI。

「スマートシティ開発、ローソンと提携してDXなど幅広い展開をするKDDIも『携帯会社だけじゃないんだ』というところが新鮮に映りますし、新しい領域に挑戦できる将来性があると学生に受け止められるのではないかと思います」

昨年から大躍進したKDDI。学生の出身学部は多岐にわたり、インターンの内容も充実している(photo 同社提供)

 毎年、上位になる会社には、共通する傾向があるという。

「新しいことに挑戦する姿勢がある点も含めて安定性がある点です。また入社後の配属先を確約するなどの人事制度を整えていることも、人気を後押ししています」

「人気の業界」が見えにくい

 かつてのように「この業界が人気」と一概に言いづらくなっているという。

「これまでは業界を軸に企業を選ぶ人が多かったと思うのですが、最近は職種や専門性を軸に選ぶ人が増えていることが関係していると思います。この調査で学生さんは5社回答できますが、業界を軸に企業を選ぶと、業界のトップ5になりがち。でも、IT専門職になりたい人は特定の業界だけにとらわれない選択もできます。また、業界全体としてはそこまで順位が上がらなくても、特定の企業が人事制度を整えるなどして人気になり、突出した順位になるということもあります。過去と比較して企業が1業界の枠にとらわれない幅広い活動を行っており、学生も業界の枠を超えて社会全体でビジネスモデルを捉える動きがあることは良い傾向だと感じます」

(編集部・井上有紀子)

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