石田ひかり

姉はライバルというより戦友

 そんな石田も50代を迎え、子育ても一段落したのか、最近は芸能活動を活発化させているようだ。女性週刊誌の芸能担当記者は言う。

「今年に入ってから、まな娘が2人とも海外留学に旅立ったとSNSで明かしており、子育てもほぼ終了したようです。2月にYouTubeチャンネルを開設し、街歩き系のゆるいものから、食料支援や動物愛護といった社会貢献活動についても発信しています。登録者数は4.5万人とそこまで多くはありませんが、年末年始に夫の実家に帰省し、家業であるお寺の仕事を手伝う様子を収めた動画は230万再生を超えるなど、いまだ人気の高さがうかがえます。どの動画も自撮りを含む適度なゆるさがあり、石田さんの飾らない素の姿もまた、多くのファンに受け入れられているのでしょう」

 石田はインタビューで「母となり20年、試行錯誤を重ねながら俳優業と子育てを両立してきました。子どもたちが社会に羽ばたいていくことに一抹の寂しさはありますが、かつて母がそうしてくれたように、私も子どもたちの将来をそっと後押ししたいと思っています」(「TOMONI」23年2月配信)と語っており、今後は本格的に女優業を再開させるようだ。

 一方、近年は再ブレークした姉・ゆり子の活動が目立っている。16年のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)への出演を機に、その美貌から当時“奇跡のアラフォー”と称され、引っ張りだこに。先日、放送が終了したNHK朝ドラ「虎と翼」ではヒロインの母親役を演じて話題となった。

「今年、週刊誌『FLASH』が行った『好きなタレント姉妹ランキング』では、広瀬アリス・すず姉妹、上白石萌音・萌歌姉妹に挟まれて、石田姉妹が堂々の第2位にランクインしていました、令和になった今でも、有名姉妹芸能人として幅広い世代から支持されているようです。30年以上も芸能界をサバイブしてきた2人ですが、石田は『同じ仕事に就いた姉に何でも相談できたこと』と話しており、ライバルというより“戦友”だったと回想していました。石田は結婚後、仕事をやめようと思っていたそうなのですが、育児に行き詰まりを感じて芸能界復帰を決意したときも、姉がそれを支えたとインタビューで話しています。今でもお互いにインスタグラムに登場し合ったり、DMのやりとりを公開したりと、仲の良さが伝わってきます」

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「ひらり」で見せた強烈なインパクト