2006年からチェコやスロヴァキアで暮らす50代の著者のルポ。地味な仕立てだが、複眼的な視点に基づく日本の「現在」が立ち上がってくる。 笠松町の名菓「しこらん」は、老舗の主人が亡くなり、2010年に450年余の歴史に終止符を打つ。だが、老舗の関係者や地元の菓子組合が試行錯誤のうえ復活させた。それを可能にしたのは餅つきを共にするような結束の強さであり、著者はそこに本物の町おこしを見る。 和紙…
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胡蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事
2006年からチェコやスロヴァキアで暮らす50代の著者のルポ。地味な仕立てだが、複眼的な視点に基づく日本の「現在」が立ち上がってくる。 笠松町の名菓「しこらん」は、老舗の主人が亡くなり、2010年に450年余の歴史に終止符を打つ。だが、老舗の関係者や地元の菓子組合が試行錯誤のうえ復活させた。それを可能にしたのは餅つきを共にするような結束の強さであり、著者はそこに本物の町おこしを見る。 和紙…
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