AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。
* * *
Q:お悩み相談室をやってくれるという投稿をXで見たので、悩みを送らせていただきます。小学生の頃から、嫌なことからは逃げてしまう癖ができてしまいました。大学の受験勉強だけは死ぬ気で勉強して国立大学に入学できましたが、その反動で大学に入ってからは特にサボるようになってしまって、留年してしまいました。どうしたらこの逃げてしまう癖を、少しはマシにできますか?(男性/大学生/21歳/おひつじ座)
A:留年を2回経験した人間として、アドバイスをしたいと思います。
何かをすごく頑張った反動で、何にもやる気が起こらなくなってしまう時期って誰にでもあります。そういう落とし穴にはまってしまった時に大事なのは慌てないこと。打つべき手を打っていけば全然大丈夫です、ということをまずお伝えしたいです。
そして、今お世話になっている先生でも過去にお世話になった先生でもいいので、嫌いじゃないなと感じる先生に、率直に今抱えている問題を話してみてください、ということです。学生課などの職員の人でもいいです。
僕は、2回目の留年をして追い詰められた時、学生課のおばちゃんに相談しました。そうしたら「夏休みに講習会があるからこれに参加すれば単位取れるよ。ここからやっていこう」とシステマチックにその時やるべきことを教えてくれました。
一人で窮地に陥っている時って、「やめるしかない」「もうダメだ」という思考に引っ張られてしまいます。特に若いうちは、目の前の一つの問題から「生きるとは何か」「人間とは何か」と深いところにまで入り込んでしまう可能性もある。そこに入り込むのはちょっとストップして、すぐ誰かに相談しましょう。