自分の問題を知ってくれている大人がいると、そこから立ち直りやすくなります。「あの人に相談しちゃったし、頑張るか」というのもあるし、実際背中を押してくれます。
自分が大人側の年齢になって感じるのは、10代20代の子たちって、生意気なところも含めてかわいくてしょうがない、ということ。彼らから相談されたら、力になってあげたいという気持ちがすごくあります。そういう大人は世の中にたくさんいると思っていただきたいです。
嫌なことから逃げてしまうということですが、若い頃は勉強もコミュニケーションも「全員が全部できなきゃいけない」と考えがちです。苦手なところは得意な人に助けてもらえばいい、という感覚を持てるようになると、楽になると思います。相談することはその最初の一歩になります。
おひつじ座は、「自分はこうあるべき」という理想をまじめに追求する人たちです。だからこそ、理想から脱落しようとしている自分をどう受け止めていいかわからなくなってしまうことがあります。同年代じゃなくていいので、身の周りで悩みを打ち明けられる人を何人か見つけて、大事にする意識を持っておいてください。
※AERA 2024年9月23日号