みちょぱ(写真:REX/アフロ)

小5で体得した「スルー」力

 さらに、「踊る!さんま御殿!!」(21年6月8日放送)では、生きていくために無理なことをするくらいなら「もう死にたいって思う」と発言。そのため心霊系のロケやすっぴん企画、虫を食べるなど意外とNGが多いという。自分が無理をしてやるよりは適している人のほうが面白くなり、求めている反応をしてくれるとNG理由を説明していた。嫌いな仕事を回避することは決してマイナスではないという考えがあり、だからこそ自分の得意分野ではより高いパフォーマンスを発揮できるのだろう。

「仕事の判断基準については、『求められているものに何の目的があるのか』に行き着く、と以前にインタビューで明かしていました。すっぴんも自身にとっては何のためなのか分からないからNGだそうです。『今は無理やりやらせる時代ではなくて、NOと言える世界になってますから』と断るときもあるとか。そんな姿勢だとオファーが減ってしまうリスクもありますが、みちょぱの場合、それでも引っ張りだこな状態であるところをみると、令和の新しい処世術なのかもしれません」(同)

 加えて、彼女の“スルー力”の高さに注目しているのは民放バラエティーの制作スタッフだ。

「自分が苦手と感じる人は『苦手というより一種のそういう人なんだな』という目で見ているため、嫌いになったり怒ったりすることはあまりないと語っていました。別のインタビューでは、他人の目線や意見は全く気にしていないとも話していましたね。というのも、小学5年生でギャルメークに目覚めるとマインドが変わり、不思議と周りの意見が気にならなくなり、いろんなことが楽になったそうです。視聴者の感情に左右されず、共演者などからのイヤな言動も回避するスルー力があり、その場の感情に振り回されない。仕事が途切れず順調なのは、こうした心の持ちようもあるのでしょう」

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