秋篠宮さまに付き添われ、退院する紀子さまと悠仁さま=2006年9月15日、東京都港区の愛育病院
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 2006年9月6日午前8時27分、東京都港区の愛育病院で、悠仁さま秋篠宮家の長男として誕生した。皇室にとって41年ぶりの男子皇族の誕生に、世の中は大いに盛り上がった。そして今年、成人を迎えられた悠仁さま。18年前のフィーバーぶりを、皇室番組の放送作家・つげのり子さんと振り返る。

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 悠仁さまが、お生まれになった2006年は、例えばスポーツ界では2月にトリノオリンピック、6月にドイツでサッカー・ワールドカップがあった。フランスのジダン選手が、試合中に相手選手に頭突きをして退場となり、現役最後の試合を終えるという「事件」があった大会だ。

 8月の夏の甲子園では、決勝で早稲田実と駒大苫小牧が引き分け再試合の熱戦を展開。「ハンカチ王子」の斎藤佑樹、田中将大の両投手の投げ合いが注目された。

 この年の流行語大賞は、フィギュアスケート女子金メダルの荒川静香の「イナバウアー」だった。
 

 そんな年に大きなニュースとなった悠仁さまのご誕生だが、つげさんの印象に強く残っているのが年初の1月に催された宮中行事「歌会始の儀」。「笑み」というお題に、秋篠宮さま紀子さまは揃って「コウノトリ」という言葉を歌に詠み込んだのだ。

人々が 笑みを湛へて 見送りし こふのとり今 空に羽ばたく(秋篠宮さま)
飛びたちて 大空にまふ こふのとり 仰ぎてをれば 笑み栄えくる(紀子さま)
 

 これらの歌は前年9月、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園でコウノトリの野生復帰をめざす放鳥式が開催。出席したおふたりが木箱からコウノトリを1羽ずつ放した時のお気持ちを詠んだものだ。

 紀子さまのご懐妊が発表されたのは、歌会始の儀の後の2月7日。

「ご懐妊が発表になると、『コウノトリの郷公園に行けば子どもを授かる』という噂が広まって、観光客が急増したそうです」

 と、つげさんは振り返る。
 

退院時は歓声が

 9月6日に悠仁さまが誕生したその日、号外が各地で配られ、喜びの声に沸き立った。誕生から9日後となる15日、幸せな笑顔を浮かべる紀子さまに抱かれた悠仁さまは、迎えに来た秋篠宮さまとともに、愛育病院を退院。

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