ドジャースのデーブ・ロバーツ監督
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 昨シーズンのオフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平ドジャースと10年総額7億ドル(約1003億2000万円)の契約を結ぶなど、メジャーリーガーたちの年俸高騰はとどまることをしらない。

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 今オフも最注目のFA選手、フアン・ソト外野手(ヤンキース)らが超大型契約を結ぶというニュースが日本でも話題となりそうだが、意外に知られていないのがメジャーの監督たちの給料だ。「選手がこれだけもらっているのだから監督もさぞかし……」と考える方もいるかもしれないが、選手の年俸に比べると想像以上に稼げていないというのが実情だ。

 今シーズンもっとも年俸が高いのが鈴木誠也と今永昇太がプレーするカブスのクレイグ・カウンセル監督。選手時代はユーティリティプレイヤーとして長く活躍し、2015年からブルワーズの指揮官に就任すると、9年間でチームを3度の地区制覇、5度のポストシーズン進出に導いた。

 その手腕が評価され、昨オフに監督としては史上最高額となる5年総額4000万ドル(約57億3000万円)の契約を結んでいる。今季の800万ドル(約11億6000万円)は2位のペドロ・グリフォル監督(ホワイトソックス)の550万ドル(約8億円)を抑えてメジャーで断トツの額だ。(グリフォルはチーム低迷の責任を取り8月に解任)

 そのほか、名門ヤンキースのアーロン・ブーン監督が全体で11位の330万ドル(約4億7000万円)、大谷が所属するドジャースのデーブ・ロバーツ監督はそれに次ぐ12位の325万ドル(約4億7000万円)。さらにその下を見ると、デビット・ベル監督(レッズ)、ケビン・キャッシュ監督(レイズ)、マット・キンテーロ監督(ロイヤルズ)が100万ドル(約1億4500万円)と、NPBの監督の水準と比べても大差がない指揮官も多い。

 カウンセル監督はもちろん日本では考えられない高給取りではある。それでも日米の選手の2023年の平均年俸を比べると、メジャーが452万5719ドル(約6億5000万円)なのに対し、NPBは4468万円(外国人・非会員選手を除く)とメジャーが約15倍。選手間の格差を考えると、監督はそこまでの給料を貰っていないと言ってもいいだろう。

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さすがに“格安”すぎる?