疲れやすかったり、心が弱ってしまったりする方に共通するのは、「適当さ」の欠如ではないか、とXフォロワー約30万人の元自衛官のぱやぱやくんは考えているそうです。陸上自衛隊で培った「真剣モード」と「適当モード」の切り替え術を通じて、心と体をリフレッシュする方法を提案します。適度なリラックスを取り入れ、疲れにくい心と体を作るための具体的な4つのアプローチを、著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から抜粋・再編集してお届けします。
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すぐに疲れてしまう人や心が弱ってしまう人たちには、共通する特徴があります。
それは、たいてい「真剣に考えすぎる」ということです。
このタイプの人たちには、思考をするときに「真剣モード」しかありません。なので、すぐに「生きるか死ぬか」と大袈裟に考えてしまう癖があります。
実は私もこのタイプです。学生のときはもちろん自衛官になってからも「真剣に考えすぎ」「気楽にやろうよ」と散々言われてきました。
しかし、私はむしろこのように言われるたびに、「どうしてみんなは、何も考えずにいられるのだろう」と不思議に思っていました。
こんな私でもようやく気がついたことがあります。それは世の中には、深く考えれば考えるほど「やるせなくなること」「辛くなること」があふれているということです。
だからこそ「ずっと真剣だと身が持たない」のです。
ずっと真剣に考えていると、それだけでどっと疲れます。しかも四六時中、心が休まらないので疲労も全く取れません。
このように思ったのは、陸上自衛隊の経験が生きています。
陸上自衛隊で「メンタルが強い」と言われている人たちは、「真剣モード」と「適当モード」の切り替えがかなり上手です。
たとえば、そういったメンタルが強い人は、少しのミスで大怪我につながるようなときは、全神経を集中させて活動しますが、心を休めるときは、できる限りリラックスします。特にストレスがかかる陸上自衛隊の中でも「メンタルが強い」とされている人たちの技術は、ぜひ日常生活でも取り入れて欲しいです。