「劇場版 きのう何食べた?」に出演したときの内野聖陽

女性に告白した経験はない!?

 また金融系広報誌に答えたインタビューでは、役づくりに関して「自分への投資は惜しまない」と明かしている(「くらし塾 きんゆう塾」金融広報中央委員会、19年春号)。たとえば、ドラマ「JIN-仁-」(TBS系、09年、11年放送)で演じた坂本龍馬の役作りについて、演じるからには龍馬の故郷である高知に行かなければと思い、何度も自費で現地に足を運んだと回想。夜に高知弁が飛び交う酒場にも行き、耳を澄ましていると「内野さんですよね?」と気付かれ、以降は言葉の発音方法などを質問しながら地元の人たちと仲良くなったという。自身が演じた龍馬を地元の人たちが見て「高知出身ではないのに、あんなにリアルに高知弁をしゃべってくれるなんて」と言ってくれたことがうれしかったと語っている。実績も実力もある内野だが、さらに高みを目指し役作りをしようとする探求心がうかがえる。こうした傾向は学生時代から培われていたのかもしれない。

「内野といえば、早稲田大学政治経済学部出身で大学在学中に文学座に入所し、役者としてのキャリアをスタートさせました。大学時代はジャーナリストを目指していたと以前トーク番組で明かしていたことがあります。いろんなものを見てみたいという好奇心が強く、英語を使って世界を回る国際的なジャーナリストになりたかった時期もあったとか。また、英語サークルで英語劇もやっていたそうです。そんな知的な雰囲気があるところに好感を抱く人もいると思います」(同)

 また、プライベートでも色気があふれ出てしまうのか、これまでは女性にモテモテだったようだ。女性週刊誌の記者は話す。

「内野さんが恋愛について語ることはあまりないのですが、秘めたまま燃え上がって灰になってしまうと以前に舞台あいさつで話していたのが印象的です。恋をしても告白できず、相手を遠くから見て、いつの間にか終わっていたこともあるようです。自身については、見た目はゴツくて雄っぽいイメージだが、内面は繊細と話していました。告白経験があまりないということは、逆に言うとこれまで女性からアプローチされまくってきたのでしょう。朝ドラ出演時には部屋がいっぱいになるくらいのファンレターが届いたことも以前のインタビューで話しています。過去に不倫報道はありましたが、もともと、それほどクリーンなイメージで売っていたわけではないですし、私生活はどうでもいいと思わせるほどの圧倒的な演技力があります。見た目に似合わず繊細というギャップや、色気と知的さを兼ね備えた雰囲気が相まって、高い人気につながっているのだと思います」

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