現在放送中の二宮和也主演ドラマ「ブラックペアン シーズン2」(TBS系)に出演している俳優の内野聖陽(55)の演技に称賛の声が集まっている。内野は外科教授としてオペも行う病院長役で、野心的な一面もあるキャラクターを演じ、SNS上では「相変わらず色気あっていい!」「渋いし好き!」など、視聴者からは黄色い悲鳴が上がる。
1993年にドラマデビューし、2007年にはNHK大河ドラマ「風林火山」で主演を務めるなど、これまで数多くの作品に出演してきた内野。一方、私生活では10年に写真週刊誌で人妻とのW不倫が報じられたこともあり、一時は露出が激減したこともあるが、今では色気のある「イケオジ俳優」として女性からも支持されている。
「内野は21年に紫綬褒章を受章したほどの演技派俳優です。近年では19年、23年に放送された、ゲイカップルの日常を描いた人気ドラマ『きのう何食べた?』での好演が話題になりました。同作ではしぐさや表情に女性っぽさも感じるゲイの美容師という役どころを自然体かつチャーミングに演じました。また、昨年公開された主演映画『春画先生』では変わり者の春画研究者役を演じ、彼の“ドM”な一面もコミカルに表現しました。女性に今、1番人気のあるイケオジ俳優で、作品に名前があれば『見たい』と思わせる素晴らしい役者です」(テレビ情報誌の編集者)
22年公開の映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』では、主人公の兄弟の父親役と、兄弟たちに立ちはだかる敵キャラの一人二役を演じ分けたことも。役柄によって全く別人のようになる演技力に驚かされるが、やはり役作りには相当こだわっているようだ。
過去のインタビューで、内野は演技について「無限に探求していきたくなってしまうところがある」と明かしていた(「telling,」23年10月13日配信)。どこか底知れない未来を見つめているような感覚もあると言い、欲を出せばどんどん深海に潜っていってしまいそうになるという。