天皇、皇后両陛下は8月21日から、那須御用邸(栃木県)でご静養。4月から日本赤十字社に勤務されている両陛下の長女、愛子さまは同行せず、夫婦水入らずの夏休みとなった。お二人のみでの夏休みは、愛子さまが生まれる前の那須御用邸以来、23年ぶりのこと。皇室ファンからは「少し寂しい」という声もあがるが、そこには社会人となられた愛子さまの、“お休みより仕事”の姿勢が垣間見える。
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両陛下は21日夕方に那須御用邸に東京からお車で到着後、敷地内の「嚶鳴亭」周辺を散策され、記者から「今回は夫婦水入らず、愛子さまがいらっしゃらないですね」と声をかけられた。
天皇陛下が「こういうのは……」と皇后・雅子さまのほうに眼差しを向けると、雅子さまも「だいぶ久しぶり」と言葉を返し、お二人そろって笑みを見せられた。
雅子さまの言葉通り、仲のいいご一家は、ご静養の際はいつも3人お揃いだった。
愛子さまが生まれた2001年の翌年4月に神奈川県の葉山御用邸で過ごされて以降、ご静養先では毎年ご一緒だったので、お二人だけで過ごされるのは23年ぶりとなる。
愛子さまは愛犬・由莉と
これまでの夏のご静養では、愛子さまを囲み、楽しげなご一家の様子がみられた。
幼い頃の愛子さまは、ご静養先に向かうため那須塩原駅にお出ましになると出迎えられた人たちの多さに、少しビックリ。雅子さまの手を握り、後ろに隠れるようなご様子は、思わずほほ笑んでしまうほど可愛らしかった。その愛娘の姿にほほ笑み合う天皇陛下と雅子さま。こんな一瞬も思い出のひとつだろう。
2009年8月、愛子さまが7歳のときには、天皇ご一家の愛犬・由莉を抱っこしてお出ましになられた。
その年の春に、保護犬として天皇ご一家のもとに引き取られた由莉との初めての夏休み。大事な家族の一員だったのだろう、7歳の愛子さまの腕からはみ出てしまうくらいの大きさの由莉を大事に抱っこする姿に、駅で出迎えた人たちから、大きな歓声が湧いていたそうだ。