韓国でも人気の近藤真彦(写真:つのだよしお/アフロ)

YouTube動画は600万回再生

 そうした中、最近では今年4月から韓国MBNテレビで放送された、日本と韓国の歌手がチーム対抗で両国のヒット曲を歌って競い合う音楽バラエティー番組「韓日歌王戦」が高視聴率を記録するなど盛り上がりをみせている。

「番組内で日本側の歌手(歌心りえや住田愛子ら)は、美空ひばりさんの『川の流れのように』やさだまさしさんの『道化師のソネット』、近藤真彦さんの『ギンギラギンにさりげなく』、五輪真弓さんの『恋人よ』、チェッカーズの『ジュリアに傷心』、尾崎豊さんの『I LOVE YOU』、中島美嘉さんの『雪の華』などを披露しました。この番組をキッカケに日本の80年代~00年代の邦楽に関心を持つ韓国の若者も多いようです」(前出のライター)

 また、「韓日歌王戦」は「日韓歌王戦」として日本でもWOWOWやABEMAで視聴することが可能だ。それもあり、「MBN MUSIC」の公式YouTubeチャンネルにアップされている『雪の華』(歌心りえが歌唱)や『ギンギラギンにさりげなく』(住田愛子が歌唱)の動画は600万回近い再生回数を記録している。

 日本では韓国のポップミュージックが流行し、韓国では日本のアイドル歌謡がブームになる――音楽が日韓の文化交流の架け橋となっている象徴だろう。

(立花茂)

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立花茂

立花茂

東京都出身。大学を卒業後、スポーツ紙の芸能記者として活躍。その後、週刊誌や月刊誌、ニュースサイトなどでも記事を執筆。得意ジャンルは芸能だが、取材対象はアニメ、競馬、プロレスなど多岐に及ぶ。最近はweb3.0にも興味あり。

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