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今日21日午前9時現在、マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧が今後24時間以内に台風に発達する見込みです。日本の南海上を発達しながら北上する予想が出ています。今後の動向に注意が必要です。

今後24時間以内に「台風10号」発生予想  発達しながら北上か

今日21日午前9時現在、マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧が今後24時間以内に台風に発達する見込みです。

この先、日本の南海上を発達しながら北上する予想が出ています。
25日午前9時には暴風域を伴いながら、小笠原近海を北上し、26日には日本の南を北上する見込みです。

週明けには、台風として陸地に近づく恐れがあります。今後の動向に十分な注意が必要です。

関東から九州を指向する予想も 動向注意

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上の図は、ヨーロッパ中期予報センターの計算結果を用いて、少しずつ異なる条件を与えて、現在マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧が今後どのように動くかを表したものです。
まだ進路には幅があるものの、関東から九州付近を指向する予想が出ています。進路や影響に注意し、早めの備えを行ってください。

海面水温 西日本の南海上など平年より高い

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上の図は、日本周辺の昨日20日午前11時の海面水温(右)と平年比(左)です
お盆のUターンの交通に大きな影響を及ぼした台風7号のルートにあたる関東の南海上では少し海水温が下がり、平年並みか平年よりやや低くなりましたが、西日本の南海上や日本海、北日本周辺では平年に比べて海面水温の高い状態が続いています。

台風や熱帯低気圧が海面水温の高い領域を通ると、より発達し、大雨や暴風をもたらす可能性も高まることが考えられます。
台風シーズンは10月ごろまで続くため、台風が発生している際には、情報をこまめにご確認ください。