壁に棚をつけたり、自分で色を塗れたら、いつもの生活がちょっとだけ素敵になりそう♪
そんな憧れの壁掛け棚ですが、実際に設置しようと思ったら何かと障壁があるもの……夢で終わってしまうことがしばしば。
まして、お住まいが賃貸物件だったら、退去時の原状回復を思うと「無理……」と諦めてしまいがち。
そんな時、Webを見ていてふと目に入ったのが、MeeBeeZ「ウォールシェルフ」。壁を傷つけずに取り付けが可能とか……。
早速Amazonでポチっと購入。自宅の壁に取り付けてみました。
組み立て簡単。パーツはたったこれだけ
さて、購入の翌日には「ウォールシェルフ」が自宅へ届きましたので、早速開封します。
入っていたのは、40×15cmの板と、吊すためのフレーム。そして3種類の取り付けパーツで、上写真左からシールフックとピンフック、ネジが2種類×2本。
思っていた以上にシンプルで拍子抜けしました。
で、早速組み立て開始。フレームは左右形状があるので間違いないよう、出荷時はフレームの後部分が板に刺さった状態で届くので、抜かないように。
私はうっかり撮影用に外してしまいましたが、問題無し。板の穴に差し込みます。
フレームの後を板に差し込んだら、フレームの前部分をちょっと引っ張って、板の前にある穴に差し込みます。
左右のフレームを挿しこんだ状態がこちら。組み立て自体は以上で終了。極めて簡単です。
2本のピンを壁に刺し込むのが、これまた簡単
組み立てが終わったら、壁に設置しましょう。
今回使用したのは、こちらのピンフックです。
2個1組で利用するので、まずは片側から取り付けします。
ピンフックの裏側を見ると、うっすらとピン(針)が2本見えますが、ほとんど引っ込んだ状態。
下の写真のように、ピンフックのストッパーを外します。
そのまま、針を出さずに壁に当てて、ピンフックの頭部分を親指でムギューっと押します。
刺さりにくい場合は、壁の裏側に何か障害物がある可能性があるので、左右10cmほど場所を動かしてみましょう。
私の場合は、スンナリと刺さってしまいました。ハンマーなど使う必要は一切無し。これは簡単。
その理由は、ピンフックの裏側で一目瞭然。ピンが2本出てくるのですが、とても細くて刺しやすい形状。
壁に対して斜めに刺さるのがミソで、刺しやすさと、刺さった後も支えやすく工夫されています。
片方のピンフックが刺さったら、反対側のピンフックも取り付けましょう。
水平を出すために、MeeBeeZでは、スマホを水準器として利用することをすすめてくれました。
Googleで「水準器」と検索すればこちらの画面が選べるので、わざわざアプリをインストールする必要はありません。これは便利!
で、水準器の指示で「0.0」に傾きを合わせて固定。失敗知らずです。
ジャ〜ン! 見事取り付けできました。パチパチパチパチ。
ペットボトルを載せても大丈夫でした
さて、無事に壁へ設置できた、「ウォールシェルフ」。まずは我が家のぬいぐるみたちと空の缶ケースを載せてみましょう。
みんな軽量なので難なく載せられました。
試しにと、500ml入りミネラルウォーターのペットボトルを4本(約2kgほど)を載せましたが、びくともしません。
実際の耐荷重は3~10kgが目安。これは便利。
フックピンを刺した後を確認してみたら……
無事、壁に取り付けできたところで、早くも取り外します。
というのも、壁にどのような穴が空いたかが気になっているからです。「思っていた以上に穴が大きかったらどうしよう……」ドキドキの瞬間です。
フックピンを抜いてみた跡です。かなり接近して見てこの程度です(赤丸内の2つの穴)。
指でささっていた壁紙をグニュっと押してみたら、穴が目立たなくなりました。
30cmくらい離れると、穴の跡はほとんど見えません。
むしろ、元々壁紙に付いていた、ウチのネコちゃんのひっかき傷の方が気になるくらい。
これなら、棚を撤去しても気にならないはずです。
賃貸住宅で壁掛け棚も設置できる!?
取り付け簡単で、取り外しても穴が目立ちにくい、MeeBeeZ「ウォールシェルフ」。いかがでしたか?
ちなみに、賃貸住宅でこのような壁掛け棚を設置しても大丈夫なのか? 調べてみました。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」で確認したところ、壁への画鋲、ピンなどの穴で下地ボードの張替えが不要な程度のものは原状回復のため、大家さんに支払わずに済むケースが多いとされています。
修繕などの費用義務が出てくるものが、壁へのくぎ穴、ネジ穴です。重量物をかけるためにあけたもので、下地ボードの張替が必要な程度のものとしています。
今回の「ウォールシェルフ」の場合は、ピンを壁に刺しており、その跡がとても小さいことから、過度な重量物を置いたり、何度も設置場所を変更したりといった無理をしなければ、原状回復での費用負担に当たらない可能性が高いです。
しかし、取り付け前に必ず賃貸借契約書などを確認しましょう。
というのも、賃貸借契約書に特記事項があったり、負担範囲説明書や紛争防止条令などに禁止条項となっている可能性があるからです。
そのため、事前に管理会社へ問い合わせすることをおすすめします。
晴れて、設置が可能となれば、自室の壁が生まれ変わること間違いなし! 賃貸住宅だからと諦める前に、確認してみてはいかがでしょうか?