※写真はイメージです。本文とは関係ありません(gettyimages)

 でもね、WISHさんの笑いは、そんなにピンポイントのものですか?相手が「ゆるいネタ」で笑うのなら「ゆるいネタ」を、相手が「とんがったネタ」で笑うのなら「とんがったネタ」で笑かすのが芸人の腕でしょう。えっ?芸人じゃない?いいかげんに理解しろ?私は女子高生だ?了解です!

 でもね、WISHさん。「自慢ばっかり、自分のことばっかり話したい人と3人も出会って」「こんなショボイ性格に私もなってしまうんかな」と書くWISHさんの笑いへの情熱は、みんなを笑かしたいと思う気持ちは、そんなに甘いものでっか?そんなに周りに振り回されてしまうもんでっか?

 あかんでえ。笑いの道はきびしんやで。ええか。

「面白い友達はクラスに1人だけいます」やて?おるんやないかい!ええやん、ええやん。そのクラスメイトと、WISHさんの理想の笑いを追究すればええやん。

 ただし、WISHはん。笑いには上も下もないと、わては思てます。

 何を笑うかは、「文化の問題」で、それは「好みの問題」ということですがな。だって、「スイカとサクランボ、どっちが上か下か?」なんて決められへんでしょう。

 笑いも「大人から子供まで無条件で笑える」、例えば志村けんさんをはじめとするドリフターズ的笑い(ドリフターズ知っとるかな?)と、かつてのダウンタウンさんが目指したとんがった笑いは、まったく別物ですわ。どっちが上とか下とかないでしょ。どっちが好きか、しかないわけやね。

 ただし、同じスイカの中なら、上等と下等はあると思てます。糖度とか大きさとか新鮮さとかみずみずしさとか見た目とか、いろんな基準で、値段の上下はつきますわな。笑いも、「目指す笑いのセンスは同じ」という範囲の中なら、「大笑い・中笑い・小笑い」というレベルはあると思てます。

 でね、WISHはんが「周りのつまらなさ」に影響を受けず、クラスに一人いる相方と、独自の笑いの道を進み続ければ、他のクラスや他の学年の「同じ笑いのセンスを持った芸人」と出会う可能性もあると思うわけよ。

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