一方で、俳優だけではない「えなりの魅力」について語るのは週刊誌の芸能担当記者だ。
「えなりさんは01年につんく♂プロデュースの『おいらに惚れちゃ怪我するぜ!』で歌手デビューし、同年の紅白歌合戦に出場したり、『めざましテレビ』で軽部真一アナの代理でキャスターを務めたりするなど、実はマルチな才能を持っています。実業家である実父は元ミュージシャンなので、えなりも幼いころから音楽に親しんでいる。そういう意味では今回の朝ドラは適役でしょう」
芸能評論家の三杉武氏はえなりについてこう述べる。
「長寿人気ドラマ『渡鬼』の小島眞役で知られるえなりさんですが、当たり役はそのインパクトが強ければ強いほど、その役のイメージの“呪縛”に苦労する俳優も多い。しかし、これはある意味で与えられた役を見事に演じた結果でもあります。その演技力は高く評価されていますし、朝ドラは『渡鬼』と同様に年配の視聴者層からも親しまれているので相性も良さそう。劇中では大いに存在感を発揮してくれるはずです」
朝ドラでも“ハマり役”になりそうな予感がするえなり。どんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。
(丸山ひろし)