雛形あきこさん(撮影/写真映像部・東川哲也)

――理想の母親像はありますか

 私は母子家庭で育ったんですけど、母は私が働きはじめてからは仕事をやめて、専業主婦として家のことを完ぺきにやってくれて。おかげで、私も弟もそこまで苦労することなく大きくなりました。

 一方の私は、仕事が忙しくて、とても母と同じようにはできませんでした。でも、娘にとって何でも話せる存在ではありたいと思っていて、バタバタしている時期でも、天野も一緒に家族3人で話す時間をなるべく取るようにしています。今日は何があったとか、誰と仲良くなったとか、どんな小さなことでも話しますよ。最近も、寝る前に娘が私たちのベッドにやってきて、川の字になってしゃべってました。

 娘は今24歳で会社では新米ですけど、バリバリ働いて稼ぐことを目標にしているので、私みたいに仕事に生きる道を歩むのかな。就職してからは、朝早く起きて自分でお弁当作るようになって、少しずつ大人になってきましたね。でも、自分のお金で食材を買うのは嫌みたいで、「スーパー行くけどママたちも行きたいでしょ?」って誘ってくるので、今日もこの後一緒に行きます(笑)

 昔の私は仕事一筋で、プライベートの部分が何もなくて不安になったけど、今は家族との生活が充実しているからこそ仕事も頑張れて、家族も自分の仕事を尊重してくれて、自分としてはうまくバランスがとれています。

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