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2002年10月9日発売 DOUBLE「VISON」ジャケット写真
1990年代末から2000年代にかけて活躍したDOUBLEが2002年に発表した「Strange Things」が
北米を中心に海外で再生数を倍増させています。
DOUBLE「Strange Things」(Streaming & Download)
https://lnk.to/3ZuOGSQi
「Strange Things」は元々2002年にリリースしたDOUBLEの2ndアルバム「VISION」の
収録曲の一つでNY在住のハウス系アーティストBlack OpalとTAKAKOが共作したもの。
シングルとしてリリースされたことがありませんでしたがTAKAKOもとても気に入っていた楽曲でした。
なぜそんなアルバム曲がバズることになったのか、音楽マーケッター/インフルエンサーである松島 功氏は「改めてめちゃめちゃ良い曲ですので、きっかけになったこの投稿（77万回再生）で聴いてみてください。安室奈美恵さんが大好きでJapanese R&Bを多数紹介しているコンテンツクリエーターさんの模様」と下記のTikTok投稿が発端になった可能性をX（旧Twitter）でコメントしています。
https://www.tiktok.com/@namiestyle/photo/7361474700620467489
またイギリス出身の人気女性ラッパー/アーティストのリトル・シムズが同じ頃に彼女のXでDOUBLEのアルバム「VISOIN」のジャケットを掲げて「素敵なトラックを見つけた！」と「Strange Things」に言及した写真を投稿した（現在では確認できません）という説がありますが定かではありません。
しかしながらその前後から海外のTikTokに「Strange Things」を使った投稿が上げられ始めます。
多くは「2000年代のJapanese R&Bは面白い。興味深いトラック、音楽はエクセレントだ」と20年前の日本のR&Bを初めて発見して面白いという投稿がみられます。
そして6月19日「POV:初めて日本のR&Bを聴いた私」と題して米国の男性がキッチンで「Strange Things」に合わせてゆったりと踊るTikTok動画が爆発的に再生され始め、同じころにApple MusicやSpotifyといったグローバルな配信サービスでも「Strange Things」の再生数が大きく変動、4月22日～7月21日までの期間が1月～3月の同期間と比較してApple Musicは約180倍、Spotifyは約240倍と再生数が劇的に急上昇、現在も順調に再生数を伸ばしています。
「真夜中のドア」や「Plastic Love」など70年代末から80年代の日本のポップスは
「ジャパニーズ・シティポップ」として今やネットやストリーミングサービスにより世界中の人々から支持されていますが1990年末から2000年代の日本のR&Bも初めて聴く海外のリスナーにとってはとても新鮮なサウンドに聴こえるようです。
「日本のR&B？ ダブル...誰だか知らないけど...： ロックオンされた」「待って...日本のRNBがこんな風になるなんて知らなかった。」「私は今、日本のR&Bがエリカ・デ・カシエールの音楽に似ていると感じている。 Doubleの「Strange Things」とErika de Casierの「Little Bit」を聴きながら」「DoubleのStrange Thingsは2002年に作られた日本の曲かもしれないが、1990年代のカレッジ・ケヴWZIPのR&Bのヴァイブスを感じさせてくれる。」などX上では活発な意見が交わされています。
前述の松島氏は「春からUSでTikTok / Reel / ShortsでUGCが少しずつ増え続け...Spotifyなどの再生数も増加中。日本ではそこまで使われていないのですが"Japanese R&Bとして曲の良さ"を取り上げるTikTok投稿が多くておもしろいです。20年前の日本のR&Bシーンって『自分たちの曲が世界（特にUS）で聴かれたら... 』と思いながら活動されていた方も多いと思うのですが、今LAやブルックリンで普通に2000-3000人が聴いているというのは凄い話」と同じくXでコメントしています。
世界的なブームとなった「シティポップ」に続く「ジャパニーズR&B」ブームのきっかけになるかもしれないDOUBLEの22年前の楽曲「Strange Things」に大いに注目していただきたいと思います。
DOUBLE「Strange Things」(streaming & download)
https://lnk.to/3ZuOGSQi
「VISION」 オリジナルCD (FLCF-3918) 発売日：2002年10月09日
M-7「Strange Things」
Written by TAKAKO, Warren J. Mcrae, Audrey Martells, Vini Miranda
Produced by DOUBLE, Black Opal
All Instruments & Programming by Black Opal Entertainment
Background Vocals by TAKAKO, Keith R. Haines
Mixed by Dave Darlington
猿田佐世
稲垣えみ子
内田樹
