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空の見える会社 壁を乗り越えられるきっかけをもらった出会い

坂本 眞規子さん

越えられない壁はない。破れない「ガラスの天井」はない。ローソンが数々のヒット商品を生み出してきたのは、一人だけの力じゃない。女性活躍を推進するローソンで、力を発揮してきた社員と、互いに支えあう仲間たち。その絆から、木村恵子本誌編集長が見たものとは──。

文/安楽由紀子 撮影/篠塚ようこ デザイン/スープアップデザインズ
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot. ADセクション

同じ思いを共有できる仲間が
いたからこそ高い壁を越えられた

坂本 眞規子さん

長崎さんと内田さんと食事や旅行をする際は、坂本さんが取りまとめ役。「早めに決めたいタイプなんです」

木村坂本さんは2024年3月から、東北カンパニーのプレジデントと東北商品部長を兼任されているそうですね。

坂本はい。東北エリア約1200店舗の運営責任者として、経営指導や店舗開発など東北の全部署を見ています。加えて、東北エリアで発売する商品の開発、管理などに関わっています。

木村入社以降はどのようにキャリアを築いてきたのでしょうか。

坂本入社後、店長を経験したあと、希望して中部商品部に異動になりました。そこで同じくAMD(アシスタントマーチャンダイザー)の長崎さんと知り合いました。その後、本社の商品開発部内に女性向けの商品を開発する女性チームができ、内田さんと一緒に商品を開発。以降、MD(マーチャンダイザー)として近畿商品部で麺やサンドイッチなどの開発に携わり、関東商品部ではデザート担当となりました。その後、近畿商品部を経て本社ベーカリー・デザート部長となりました。

木村異動が多かったようですが、長崎さん、内田さんとのつながりをずっと大切にされてきたんですね。

坂本社内に同世代で励まし合える友人を持てたからこそ、長く会社にいられたのだと思います。二人にはグチを話して、日々のストレスを軽減してもらっています(笑)。

PROFILE

1976年 大阪府生まれ。
1998 大学卒業後、ローソンに入社。近畿第3DIV茨木DR店担当・店長。
2001 商品本部中部エリアAMD(アシスタントマーチャンダイザー)。
2002 商品開発部MD(マーチャンダイザー)。
2003 近畿商品部MD。
2008 関東商品部MD。
2011 近畿商品部MD・マネジャー。
2015 関東商品部マネジャー・シニアマネジャー。
2017 デイリー商品部シニアマネジャー。
2019 念願のベーカリー・デザート(FF)部部長となり、「バスチー」「どらもっち」などの大ヒット商品をチームメンバーと手がける。
2022 商品コンセプト開発部部長 兼 CS推進室。
2023 東北カンパニー東北商品部長。
2024 東北カンパニー プレジデント 兼 東北商品部長に就任。

内田雑談しているとストレス発散になるし、「こうすればいいな」といったヒントをもらえていますね。

長崎坂本さんの突き進んでいくパワーはすごいので、驚かされたこともよくありました。デザートを開発していた時は、確保が難しい原材料でも「どうしてもこの原材料を使いたい」と、発売日の前日まで諦めずに調整を続けて、無事発売できました。あのことはいまだに思い出します。

坂本大変でしたけど、絶対によいものを作りたいという思いで交渉しました。誰もが「もう諦めたら」という状況のなか、長崎さんと内田さんに話を聞いてもらっていました。

長崎坂本さんのコミュニケーション能力にも感心させられたことがあります。あるエリア商品を一緒に作った時に在庫が出てしまって、私は「どうしよう、どうしよう」と焦っていたんですが、坂本さんが他のエリア商品部の先輩にすぐに掛け合ってくれました。

坂本焦るだけでは仕方がないので、発想を変えて、他のエリアで特徴のある商品を楽しんでもらえないかと思ったんですよ。

内田坂本さんは仕事への意欲が高いし、芯が強い。自分がやりたいことに向かっていくうえで悩むことはあっても、周りの意見に振り回されて悩むことは少ない。

酒井勝昭さん

ローソン 商品本部
デイリー・FF部 シニアマーチャンダイザー

長崎有美子さん(右)

1999年入社。おにぎり、まちかど厨房など多くの商品開発に携わり、現在は「からあげクン」の商品開発を担当。

内田恵美さん(左)

1997年入社。「もちもちチーズまる」「パリチキ」などを開発。現在は「おにぎり」の商品開発を担当。

長崎一度だけ落ち込んだことがありましたね。「もうダメだ、会社を辞める」と。でも本人は覚えてないと思う。

坂本「辞めます」と言ったことは覚えているんですけど、理由は覚えてないんですよね。嫌なことがあったんでしょうね。それで家に帰って夫に相談したら止められたので、撤回しました。内田さんが「芯が強い」と言ってくれたけれど、いろいろな人に話を聞いてなびきやすいところもあるんです。夫にはよく相談しています。「女性同士、グチを言い合うのはいかがなものか」と一時、長崎さんと内田さんから離れたこともあったのですが、夫に「わかりあえる仲間は大切にしたほうがいい」と言われてすぐに戻りました(笑)。

木村転勤にあたっては、パートナーはどうされているんですか。

坂本夫も仕事の都合があるので、単身赴任です。2004年に結婚をして20年経ちますが、お互いの仕事の都合で半分ほどは一緒に住んでいません。365日ずっと一緒にいるよりも、平日は仕事に集中して休日に一緒に過ごすスタイルのほうが自分に合っていると思いますし、他の女性からよく「そういう結婚生活もいいね」と言われます。たまに寂しく思うこともありますが、その分、長崎さんと内田さんが支えてくれました。

社外の女性たちとの
出会いもキャリアの転機に

木村女性同士、そこまで強いつながりを持てたのはなぜでしょうか。

坂本かつて商品部の女性MDは10名いるかいないかだったんです。同じ悩みや喜びを共有できる人が少なかったから、つながりが強くなったのかもしれません。

内田そうですね。女性MDチームによる女性向けの商品を開発することになったのに、決裁するのは男性上司で、「この企画じゃ売れない」とダメ出しされるなど、いろいろなハードルがあった時代でした。そういう悔しさを本音で話せる友人がいることはとても心強いし、話すことでスッキリして「頑張ろう」と思えます。

木村「ガラスの天井」をみなさん一緒に乗り越えてきたんですね。

長崎坂本さんに「ガラスの天井」ってあったのかな。自分一人でぶち破るタイプでしょう(笑)。

坂本いや、みんな一緒だったから破れたんです(笑)。それともう一つ、2015年に女性のキャリア支援を行っているNPO法人の研修に、会社から参加させてもらったこともターニングポイントとなりました。その頃、私は課長で次は部長……というところでしたが、部長にはなれないと思っていたし、実はなりたいとも思っていませんでした。自分の手で商品を開発することが楽しく充実していたんです。研修には金融やメーカーなど様々な業界の同じような職位の女性約200名が参加し、そのうち19名が一つのグループとなり一緒に活動しました。そこでキャリアに対するネガティブな印象がなくなったんです。

木村なぜキャリアに対して前向きになれたのでしょうか。

坂本参加者には、自分の資質を理解し、どういうポジションに就くべきか、はっきり見えている方が多かった。そこで自分の価値を高めることが大切だと気づかされ、また若手を育てて会社の新陳代謝を促す必要があることを知りました。それまでお取引先様以外で外部の方とのつながりがほとんどなかったので、刺激になりましたね。そのグループの仲間とは研修終了後も、年に3回ほど会っています。年末にはみんなで一年の棚卸しと、翌年やりたいことを宣言。それぞれの道で頑張っている仲間がいることが励みになり、前へ向かうパワーをもらっています。

木村社内の仲間も、社外の仲間も大切にされているんですね。

外部研修で知り合った仲間たち

外部研修で知り合った仲間たち。香港、タイ、長崎、東京からオンラインで集まった

坂本はい。また、北欧研修に参加したことも大きな経験となりました。日本よりもダイバーシティの点で何年も進んでいると言われるフィンランドで、2000年に初の女性大統領となったハロネン氏の話も聞いたのですが、彼女たちでさえガラスの天井があったそうです。世界中の女性が悩んでいるのだと驚きました。周りから「女性にできるわけがない」と言われたり、逆に「女性だから下駄をはかされて出世する」と言われたりすることもあります。しかし日本の生産年齢人口が減っていくなか、男性だけでは今の生産力を保てない、女性の活躍を推進することは大切だ、ということも研修で改めて気づかされました。

内田今はローソン社内も女性比率がだいぶ上がって、出産しても復職して育児と両立している女性も多い。

坂本男性が考えた商品企画を女性上司が決裁していますし。20年で変わりましたね。

木村さらに「空の見える会社」に向けて、坂本さんに期待することはありますか。

長崎坂本さんはよい商品を作りたいという強い思いをもって今のポジションを築いてきた。その突破力を今後も発揮してほしいですね。

内田ストレスを発散しつつ、自分の体と精神を大切にして、行けるところまで行ってほしい。ずっと応援しています。

木村坂本さんは今後どのようなことをしたいですか。

坂本今回初めて東北赴任となりました。もともと地方創生に関心があったのですが、それを肌身で感じるのが東北カンパニー。高齢化、過疎化のなかでオーナーさんたちが「地域の生活を守りたい」という熱い思いを持って店舗経営をされている。実際、ローソンが近くにあることを心の支えにしてくださっている方もいらっしゃいます。オーナーさんたちとともに、東北のお客様によりよいサービスといい商品をお届けできるお店を増やし、地域を活性化できるようにしていきたいと思っています。

木村編集長

木村編集長が見た空 つながることで大きなパワーになる

 仕事をしていると誰でも壁にぶつかって悩むこと、心が折れそうになることはあると思います。それを仲間たちと助け合って一緒に乗り越えていくことが仕事の醍醐味でもあります。坂本さんは長崎さん、内田さんという、いい仲間がいて互いに支えあうことで、前向きに働き続けてきたのでしょう。また社内だけでなく、社外にもそうしたネットワークがあることも大切なポイントですね。こうした仲間は女性、男性関係ありません。多様な社員がつながっていくことで、壁を越える大きなパワーになるのだと思います。

ローソンカスタマーセンター

0120-07-3963

月~金曜(祝日除く) 9~17時

鷲頭 裕子さん 吉田 泰治さん 坂本 眞規子さん