
JO1やINIと同じ事務所に所属するDXTEENが、デビュー後の1年間を振り返った。初のワンマンツアーを経て得たものとは。AERA2024年7月22日号より。
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―DXTEENの好きなところを尋ねると、すぐに「仲が良いところ」だと返ってきた。
平本健(以下、平本):パフォーマンス中にメンバーと目が合った時に自然と笑い合っていると「良い仲間だな」と感じます。改めて「信頼できるな」と。
寺尾香信(以下、寺尾):同感です。5〜6月に開催した初めてのワンマンツアーでもそういうタイミングが何回もあったよね。
田中笑太郎:僕も同感。ワンマンで僕たちとNICO(DXTEENのファンネーム)だけの空間にいた時に「この仲間たちと一緒にいろいろな場所に行きたい」と思いました。
大久保波留(以下、大久保):初めてのワンマンツアーができて、僕としては初めて6人でひとつの夢を叶えられた感覚がありました。
谷口太一:ライブを「楽しかった」と思ってもらうのは当たり前。ファン以外の方にも「DXTEENのライブには絶対行ったほうがいい」とお勧めしてもらえるぐらいのパフォーマンスが毎回できるようになりたいです。ワンマンツアーが始まる前、体力をつけてパフォーマンスのクオリティーを上げるために、ライブ前にみんなでランニングをやるようになりました。自分たちの体力がどれくらいあるのかわからなかったこともあって、「とりあえず走ってみよう」と。
大久保:最初の大阪公演が終わった時、「1日2回公演はできる」と思えるぐらいの余裕を感じました。ランニングをするたびに明らかに体力がついている実感があった。
平本:雨の日は屋内でシャトルランしてね。
もっと大きくなりたい
寺尾:今の僕たちのワンマンは1時間半くらいですが、もっと曲数のある先輩たちは3時間近くやっています。だからランニングは続けていくべきだと思っています。
福田歩汰:僕たち6人は見ている場所が一緒で「もっと大きくなりたい」という思いでひとつになっているということが、パフォーマンスを見てくれた人にも伝わっていると思っています。その向上心を持ち続けていれば、全体的にスキルが底上げされるはず。