独身時代の菊川怜

「ノースキャンダル」で結婚

 その好感度を生かし、2002年には16社、翌年も18社のCMキャラクターを務め、2年連続でCMクイーンの座に輝いた。また、女優としては語学力を生かした役に挑戦したり、アクションに挑戦したりと、幅広い役柄を演じてきた。転機となったのは、岩下志麻に始まり、藤(富司)純子、大原麗子らそうそうたる女優がヒロインを担ってきた、山本周五郎の人気時代劇「五瓣の椿」だろう。同作の舞台で座長を務めあげて以降、落ち着いた年代の役柄や悪役にも挑戦、女優として着実にキャリアを積んでいった。

 一方、知的なイメージを生かして、情報番組のキャスターも務めた。

「02年から『真相報道 バンキシャ!』の総合司会を約7年も務め、さらに同番組卒業後も『とくダネ!』にサブMCとして起用され、5年にわたり小倉智昭キャスターのパートナーを務めました。『とくダネ!』卒業時、小倉さんは『毎日怜ちゃんが隣にいて、笑顔を見ると本当に救われた』とコメントしていたのが印象的でした。菊川さんへの信頼の厚さがうかがえます」(同)

 女優やキャスターとして着実に歩みを進めていた17年、菊川は突然結婚を発表する。相手は有名IT企業の社長などを歴任してきた実業家の穐田誉輝氏。それまで“ノースキャンダル”を貫いてきた清純派の菊川の結婚に、世間はお祝いムード一色となった。だが、しばらくすると暗雲が垂れ込める。

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結婚直後に夫の婚外子報道が…