pecoさんの日々の出来事について綴る連載「pecoの子育て&お仕事日記」。今回は「ryuchellさん1周忌のいまの正直な気持ち」。2023年7月12日にryuchellさんが亡くなって1年。ryuchellがいない世界を受け入れられていない自分に気づきながらも、息子とともに前に進んでいる。
* * *
ryuchellが亡くなって1年たったからって、1年間分、自分自身が先に進めたかというとそうでもなくて……。いまだに、正直、ryuchellがいないことを受け入れられていない気がします。
受け入れてないつもりはないけど、日々の自分を振り返って「あぁ、受け入れられていないんだな」って思うことがちょこちょこある。別に、それはそれでいいかなと思っていて、無理して受け入れる必要もないし。
受け入れていない自分を感じるのは、お仕事のときは特に、こんな感じでryuchellのことをいくらでも話せるから。お仕事でryuchellのことをお話しさせてもらうときは、冷静にしゃべれるし、感情がブワーっと出ることもなく、取り乱すこともない。
お仕事以外でも、もちろん息子ともそうですけど、友達とも、当たり前のようにryuchellのことを会話に出すし、誰かがryuchellの名前を出したときに何の違和感もなく会話が続き、名前が出たときにグサッと傷つくこともない。
お仕事でryuchellのことを話すのは、私にとってはすごいいい機会になっています。人間は言葉を自分の口から出すと、本当にそう思えるようになったりとか、自分自身の考えを整理できることもあるじゃないですか。
気持ちの整理はついていても
ryuchellのことに関しては、自分で話すことで整理がつくのを本当に身に染みて感じていて、だから、ryuchellの死は受け入れられてはいないけど、整理はついている。
リアルな話を言うと、ryuchellの写真が部屋にあって、そこにryuchellがいると思っているんですけど、それに対して全力で何かをやってあげられていない。