私が、日本で低用量ピルを内服することを諦めてしまった最大の理由が、毎日内服することへの大変さでした。毎日薬を飲むということは、想像以上に難しいことであり、飲み忘れてしまうこともしょっちゅうありました。さらに、処方箋が必要になるため、仕事の合間をぬって、定期的に通院しなければならないことも、想像以上に大変なことでした。
そのため、避妊インプラントの場合、1回挿入すれば、最大5年間も効果が持続することは、私にとってとても魅力的でした。なお、挿入するタイミングは、月経初日から5日間となっています。なお、インプラントを挿入すれば、すぐに避妊することが可能になります。
そんな避妊インプラントをドクターが薦めてくれた理由は、たった1回の挿入でいいこと、最大5年間も効果が持続すること、そして低用量ピルと同じように、月経痛を軽減してくる効果も得られるからでした。
インプラントの副作用は?
もちろん、避妊インプラントを挿入することによるデメリットもあります。最も一般的な副作用としては、挿入後6カ月から12カ月における点状出血(軽い出血や茶色のおりものなど)です。インプラントの副作用として、長期にわたる斑点出血や、月経が長く重くなることも、稀にあるようです。しかしながら、ほとんどの場合、月経自体が軽くなるようです。中には、全く生理がこなくなってしまうケースもあると言います。(なお、こうした症状は、心配する必要はない、と担当のドクターは言っていました。)
私の場合、どうだったかというと、インプラントを挿入してから2週間後と5週間後に、どちらも10日間ほど続く不正出血がありました。しかし、それ以降、不正出血はおさまり、挿入から1年のうちに、月経という月経血を認めたのは、2回のみでした。
毎月のようにやってきていた、ひどい月経痛やだるさといった煩わしい症状に悩まされることが激減し、日々のQOLが上がるとともに、毎月の生理用品にかかるコストも激減し、私にとってはいいことばかりです。