沢田研二は6月25日、76歳の誕生日を迎えた。1967年のデビューからステージに立ち続け、今なお新たなファンを獲得している沢田研二。半世紀以上にわたる歌手活動で、500を超える曲を世に送り出してきた。その数多くの名曲のなかで、「沢田研二の曲」として後世に伝えるとしたら、どの曲なのか、AERA dot.編集部がアンケートを実施。ファンが選んだ「究極の一曲」は……「やはり」のあの曲だった。熱いコメントとともに、結果を発表する(アンケートは6月12~23日、AERA dot.の記事や公式SNSアカウントで実施し、1346人から回答があった)。
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【5位 TOKIO】
まずトップ5入りしたのは「TOKIO」(1980年1月1日リリース/作詞:糸井重里 作曲:加瀬邦彦 編曲:後藤次利)。60代の女性は、初めて聞いたときの「衝撃」を、こうつづった。
「この曲をテレビで初めて見た時は、えっ何? パラシュート? いらない、止めて、と思ったけど、あれから20年以上たった今では、こんなに楽しくノリノリの曲はないと思うようになり、ライブで聞けるのを楽しみにしています」(60代・女性)
電飾でピカピカの巨大パラシュートが衣装の一部というのは、後にも先にも沢田研二しかいない。そのインパクトたるや、後世に残すべき理由のひとつと言えるだろう。
そして、この曲は1980年1月1日のリリース。80年代の幕開けが「TOKIO」だったわけだ。
「80年の幕開けにパラシュートの衣装は、衝撃的だった。今、聴いてもイントロから盛り上がってハイになれる曲!」(50代・女性)
「ビートたけしさんも真似してましたが、あの衣裳出来る人他に居ないでしょう。一歩間違ったらギャグだし、中途半端だったらカッコ悪い、それをやり切ってカッコよく歌うのはJULIEしか居ません」(50代・男性)
奇抜な衣装(というか、パラシュート)に目を奪われてしまうが、イントロから心をつかまれる名曲だ。
「曲のリズム、奇抜な衣装。数ある曲の中で、現在聞いても古さを感じない一曲です」(50代・男性)
永遠に語り継ぐべき、インパクトの大きかった一曲であることは間違いない。