「この語りながらの歌は最高に痺れます」(60代・女性)
「歌唱力抜群! 容姿完璧! 勝るもの無し!」(60代・女性)
「一番ジュリーのよさを表せていると思うから」(50代・女性)
「究極のバラードナンバー。ジュリーにしか出せない色気と絶望は後世には残すべき究極の一曲」(50代・男性)
“究極”という言葉があるが、「LOVE (抱きしめたい)」には、沢田研二にしか出せない世界観があふれている。
「この曲で、映画のシーンのようなジュリーの歌唱に涙が溢れます。よくカバーをされてますが、申し訳ないけど、ジュリーのものです! ジュリー以外は受け入れません」(60代・女性)
誰のものでもない、沢田研二のものだからこそ、「後世に残したい」と選ばれるのだろう。
【6位 君をのせて】
「君をのせて」(1971年11月1日/作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰 編曲:青木望)は、ソロデビューシングルだけに、ファンの思いが強い曲と言えそうだ。
今回は6位だったが、AERA dot.編集部が「沢田研二・ジュリーの好きな曲」として今年3月に実施したアンケートの結果では、3位にこの曲がランキングされている。
10位の「ダーリング」や9位の「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」といった派手な曲とは異なり、「君をのせて」はまるで沢田研二から語りかけられているような楽曲。「ジュリーの声がせつなすぎて聴いても歌っても何故か泣けてきます」(70代・男性)とあるように、ファンにとって宝物のような一曲になっているのだろう。
「本当は1曲は選べないのだけれど、シングル曲で選ぶならソロで初めてだし、本当に難しい歌だと思うのにあの伸びやかな声が美しいから」(60代・女性)
「ソロデビュー曲!優しそうな前奏を聴くと当時を思い出す癒される一曲!」(60代・女性)
「ソロとしてスタート ジュリーの良い味が出ている 若者にも聞いてほしい」(70代・男性)
「一曲を選べない」という声がたくさん上がった今回のアンケートだったが、あなたが「後世に残したい」と思う一曲は、ランクインしていただろうか。
そして最も多くのファンが選んだ、後世に残したい「究極の1曲」は――?
(AERA dot.編集部・太田裕子)