年配の視聴者層からもウケが良い
芸能評論家の三杉武氏は吹石についてこう述べる。
「独身時代の吹石さんはCMでの活躍が目立っていました。目鼻立ちの整った彫りの深い美形フェースにナチュラルな眉毛が印象的で、父親はプロ野球・近鉄バファローズの選手やコーチとして活躍した吹石徳一さんです。吹石さん本人も空手を習っていたこともあり、年配視聴者層からもウケが良い健康的なタレントというイメージが強かったですね。そうした好感度の高さも手伝って数多くのテレビCMに起用され、中でも自然体で美しいプロポーションを披露したユニクロのブラトップのCMは当時かなり話題になりました。主演映画『ゲゲゲの女房』で高崎映画祭最優秀主演女優賞を獲得したのをはじめ、映画『紀子の食卓』や『手紙』などの作品でも好演し、演技力も高く評価されています。今後、再び女優業を本格化させるのであれば、どんな演技を見せてくれるのか楽しみです」
「アンチヒーロー」では間違いなく物語のキーパーソンとなっていく吹石。物語の展開とともに、彼女の動向にもますます注目が集まりそうだ。
(高梨歩)