吹石一恵

謎に包まれている私生活

 吹石といえば、1997年に映画「ときめきメモリアル」の藤崎詩織役で女優デビューし、その後も数多くの映画で主演を務めた。またトヨタや資生堂など、インパクトのあるCMにも多数出演。太眉がトレードマークの清純派女優としての印象が強いが、雑誌「anan」やユニクロのCMでバックヌードを披露し、その健康的な肉体美が話題になったこともある。

「吹石さんは10代の頃、グラビアアイドルとして活動し人気を博していました。当時は結構、露出の多い衣装もあったので、その後、好感度タレントとして大手クライアントのCMに起用されるようになるという意味では、見事なシフトチェンジを果たした印象です。その後、女優として活躍するようになりますが、映画やドラマで一時期、女性教師役が多かったせいもあり、真面目でクリーンな印象を持たれるようになりました。しかし、実際は悪女からコミカルな役までなんでもこなせるマルチな女優で、2000年代後半は引っ張りだこでした」(同)

 ところが、15年に突然、歌手で俳優の福山雅治との結婚を発表し、世間を驚かせた。女性週刊誌の芸能担当記者が振り返る。

「多くの女性の羨望(せんぼう)と嫉妬を一身に集める存在となりましたが、その影響は大きく、ネット上で心ない書き込みをされたり、福山ファンであった自宅マンションのコンシェルジュが無断で侵入し鉢合わせになったりなど、大変な時期もありました。16年末には、性別や出生日こそ明かされていませんが、子どもが生まれたことを福山さんがファンクラブサイトで発表しています。ただ、双方とも結婚生活については一切語っていないので、私生活は謎に包まれています。写真週刊誌で吹石さんが幼稚園へお迎えする姿が掲載されていましたが、子育てのためかなり仕事をセーブしていたのでしょう。とはいえ、近年でも『ドキュメント72時間』のナレーションやCMの仕事は続けており、結婚後も細々と活動は続いていました」

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