ポイントがつくのは投資信託クレジットカードつみたてだけではない。投資信託を保有しているだけでも、ポイントがもらえるネット証券がある。残高に応じてポイントがつくので、新NISAの長期投資にぴったり。
【図表3つ】投信を持ってるだけでもらえるポイント「一番お得なのは」こちら!
新NISAは一般的に「つみたて投資枠」で投資信託(以下、投信)を毎月定額で買い続けていくことがベースになる。
買ったらそのまま長期保有する。それだけに、投信の保有残高に応じてポイントが貯まるサービスは見逃せない。長く続けるほど投信の残高も増え、ポイントも貯まりやすくなる。
そう、クレジットカードによる投信つみたてでポイントがもらえるが、それ以外に「投信を持っているだけでもらえるポイント」も存在するのだ。
各社ポイントざんまい
先に、各社でもらえるポイントを整理しよう(投信クレジットカードつみたても共通)。楽天証券は楽天ポイント、auカブコム証券はPontaポイント。どちらもグループの経済圏で広く使用できてわかりやすい。
SBI証券はVポイント、Pontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALのマイルから好きなものを選ぶ。
Vポイントは2024年4月、Tポイントとの統合により、「青と黄色のVポイント」になった。JALのマイルは付与率が2分の1だ。
マネックス証券と松井証券は、まず独自の自社ポイントが付与されたあと、自社ポイントをネット上で交換できる。
マネックス証券で選べる交換先は8種類で、松井証券は3種類。即時交換のケースもあれば、所定の日数を要するケースもある。
ポイントの使い道
なお、ネット証券5社とも、もらったポイントで株式や投資信託などが買える(ポイント投資対象の金融商品は各社で異なる)。投資でもらったポイントを再び投資に回す人は意外に多い。
さて、もらえるポイントだが、ネット証券5社でポイント付与率や対象投信が違う。「低コスト投資信託を月10万円×1年間つみたてでもらえるポイント数は?」(下の表参照)は、新NISAで大人気の投信5本を例に、つみたて初年にもらえる保有ポイントを比べたもの。
一番人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(以下、オルカン)ではSBI証券、マネックス証券、松井証券の付与率が同じで0.0175%。
auカブコム証券はこの3社より低く、0.005%。楽天証券はオルカンが対象外だ。