謝礼なしの新NISAアンケートに2019名もの回答が集まった
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新NISAに関するアンケートを実施したら2019人の回答が集まった。今、NISAで投資をしている人はどれくらい預貯金があり、毎月いくらを運用しているか? 何を買っているのか? 独自集計の結果を大公開。

【新NISA2019人の回答11個】預貯金いくら? 資産運用額は?etc.はこちら!

(本記事はアエラ増刊「AERA Money 2024春夏号」から抜粋しています)

 2024年1月、新しいNISAがはじまりました。1月4日の新NISAスタート初日に、今年分の非課税投資限度額360万円(年間でつみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)を、裏ワザを駆使しながらほぼ使い切ってしまった猛者もいます。

 主要ネット証券5社の新NISAを意識した「出血大サービス」も加速しました。新NISAで買うと、日本株も、東証ETF(上場投資信託)も、「S株」や「かぶミニ」などの「1株投資」サービスも、売買手数料無料。

 米国株や海外ETFの売買手数料も、通常は原則、約定(やくじょう)代金の0.495%(税込み)ですが、新NISAなら無料。

 SBI証券楽天証券、松井証券はリアルタイム為替取引利用で為替手数料も往復無料にしています。

 はじまったばかりだから、新NISAに関する意見が聞きたい! そこで本誌は「AERA Money2024春夏・新NISAアンケート」を実施しました。

 回答募集期間は2024年1月19日〜2月9日。雑誌『AERA』、ウェブサイト「AERAdot.」、X(旧ツイッター)を中心に告知した結果、2019人の回答が集まりました! あえてギフト券などの「謝礼」は出さなかったため、「本物の生の声」を集計できたと自負しています。

 回答数2019というのは、統計的にはどうなのでしょうか。大手アンケート会社の専門ツールで調べると、1億人と2000人強のアンケート結果の誤差は数%だそう。新NISAの実態に関して信頼できる結果が得られたといえそうです。

年齢を教えて!

まずは回答者の基本情報から。年齢について聞くと、トップは40代で33.1%、次が50代で27.8%。ということは、40~50代で約61%。資産運用には余裕資金が必要なので、年齢層がやや高めになったのかも。

↓集計結果はこちら↓

職業は?

職業は会社員(61.5%)が圧倒的に多かったです。これは『AERA』や「AERA dot. 」の読者層が会社員メインなので自然な結果かな。

自営業・フリーランスの「9.9%」は、総務省の「労働力調査」(2022年)から計算できる割合(自営業者が約10%)と合致していますね。

↓集計結果はこちら↓

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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