(左から)清水尚弥、坂東龍汰、高橋里恩(撮影/写真映像部・東川哲也)
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 未来に抵抗する若者を描いた二ノ宮隆太郎監督・脚本の映画「若武者」。渉役の坂東龍汰さん、英治役の高橋里恩さん、光則役の清水尚弥さんの3人が、作品について語り合った。AERA 2024年5月27日号より。

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──5月25日公開の映画「若武者」は幼なじみ3人の日常が描かれる。渉は義父に対して憎しみを抱き、ほぼ言葉を発さない。英治は他人の負の感情を察知すると嬉しそうに絡んでいき、真面目な介護職員の光則は、そんな二人をどこか冷めた目で見つめる。渉役の坂東龍汰さん(26)、英治役の高橋里恩さん(26)、光則役の清水尚弥さん(29)は、3人の過去に何があったのか多くは描かれない中で、個性の強い難しい役を演じた。

清水尚弥:3人の空気感というのは、みんなでめっちゃ話したよね、(監督の)二ノ宮さんも含め。自然な雰囲気で幼なじみの関係でいられるように、それぞれが意識してたかな。

坂東龍汰:そうそう。性格もバラバラなこいつら3人が、なぜつるんでいるのかというのは、いつも現場で話してた。むしろ、そのことだけ話していたような気がする。

高橋里恩:この3人は学校のあぶれ者なんじゃないか、とかね。あぶれ者同士が集まって、どこか依存しあっちゃっている。

坂東:僕、里恩のことは20歳くらいから知ってるけど、2人で飲むと英治そのものだよ。

高橋:当時、ああいう理屈っぽいこと言ってたわ。実は5年くらい前、二ノ宮さんと一緒にご飯を食べに行ったときに俺の理屈が録音されてたんだよ。

普通に見えて一番怖い

清水:それ、そのまんまセリフとして使われてるかもよ。

坂東:すごい聞き覚えあるよ。お酒飲むと、英治みたいなこと言い始めるもん。英治のスタートはそこからだね、多分。

清水:この3人の中では、僕だけオーディションだったけど、里恩くんがオーディションのときも一緒にお芝居をしてくれた。

高橋:そうそう。いろんな人とやったけど、他の人は圧を感じたり、ちょっと怖かったりした中で、尚弥くんが一番、何も感想がなかったの。でも、二ノ宮さんから「光則役が決まった」と電話が来たとき、尚弥くんだとすぐに分かった。多分、光則そのものだったんだよね。

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