カリカリベーコンの新じゃがソテー (撮影/写真部・松永卓也)
カリカリベーコンの新じゃがソテー (撮影/写真部・松永卓也)
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 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「カリカリベーコンの新じゃがソテー」。

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黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り

 21日放送の「マツコの知らない世界」(TBS・毎週火曜午後8時57分)のお題は「今が旬! レタス&じゃがいも 日本の食卓支える国産野菜SP」だ。レタスは300年続く農家の16代目が、じゃがいもは3万個食べてきた男性が、それぞれプレゼンする。新じゃがの季節のいま、過去の人気記事のレシピを紹介する。(「AERA dot.」2022年3月28日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 小ぶりでコロコロとした新じゃがの季節がやってきました。皮が薄いので皮付きのまま調理できるのがいいところ。一般的な熟成じゃがいもに比べてビタミンCも豊富。ベーコンと炒めれば、ビールのおつまみにもぴったりですよ。

 新じゃがは皮ごと使うので、よく洗って表面の汚れを落とします。

 水にぬれたまま耐熱容器に入れ、フタをするかラップをかけ、電子レンジで柔らかくなるまで蒸しましょう。食べにくい場合は半分に切ってくださいね。

 次ににんにくをオリーブオイルで炒め、香りが出たらベーコンを加えます。脂が溶け出しカリカリになったら、いったん具材を別の容器に取り出しましょう。この時、油は残すようにしてください。

 このうまみを含んだ油で、新じゃがを香ばしく炒めるのがおいしく作るコツ。最後ににんにくとベーコンをフライパンに戻し、アンチョビとローズマリーを加えてさっと混ぜたらできあがりです。

 アンチョビの塩気もアクセントになり、ビールが進みますよ。

(構成/沖村かなみ)

◆カリカリベーコンの新じゃがソテー

【ワンポイントアドバイス】新じゃがは耐熱容器に入れてフタかラップをし、柔らかくなるまで加熱する。(左) にんにくにベーコンを加え、脂が溶け出しカリカリになるまで炒めて取り出す。 (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】新じゃがは耐熱容器に入れてフタかラップをし、柔らかくなるまで加熱する。(左) にんにくにベーコンを加え、脂が溶け出しカリカリになるまで炒めて取り出す。 (撮影/写真部・松永卓也)

【材料】(2人分) 新じゃが10個、にんにく2片、ベーコン40g、アンチョビ2枚、ローズマリー1枝、オリーブ油大さじ1

【作り方】(1)新じゃがをよく洗い、電子レンジ600Wで4~5分加熱する。食べにくい場合は、新じゃがを半分に切る。(2)ベーコンを拍子木切りに、にんにく、アンチョビ、ローズマリーをみじん切りにする。(3)フライパンでオリーブ油を熱し、にんにくを炒めて香りが出たらベーコンを加えて香ばしくなるまで炒め、いったん具を取り出す。(4)残った油で(1)を香ばしく炒める。にんにくとベーコンを戻し入れ、アンチョビとローズマリ−を加えて香りが出るまで混ぜ合わせ、皿に盛る。

【ワンポイントアドバイス】新じゃがは耐熱容器に入れてフタかラップをし、柔らかくなるまで加熱する。
にんにくにベーコンを加え、脂が溶け出しカリカリになるまで炒めて取り出す。

週刊朝日  2022年4月1日号