日本株の世界シェアは約6%ですが、上昇前は世界の投資ファンドのほとんどが5%未満しか日本株を持っていませんでした。ものすごくアンダーウェートされていたのが正常に戻りつつあるのです。

 日本経済の好調は今後も続きそうです。聞こえてくるのは、賃上げが大企業の子会社、孫会社にまで及び、「伸び率も大企業並み」とする声です。コロナが明けてインバウンドの回復も順調で、日本の人口減少分を埋めるほどの消費をしてくれています。

 日本株は23年から大きく伸びましたが、そこをスタートに「1回り3年」は上げ相場が続くと見ます。だからこそ25年までは強気一辺倒でいいと言っているのです。23年の上げ幅は約8千円でしたから、23年スタート時の約2万5700円にこの上げ幅の3倍を足した程度までは上昇するでしょう。2万5700円+8千円×3ですから、そうです、日経平均は「5万円」まで見通せる状況にあるのです。

(編集部・首藤由之)

AERA 2024年5月20日号

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首藤由之

首藤由之

ニュース週刊誌「AERA」編集委員。特定社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー(CFP🄬)。 リタイアメント・プランニングを中心に、年金など主に人生後半期のマネー関連の記事を執筆している。 著書に『「ねんきん定期便」活用法』『「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー 習慣』。

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