ちなみに後片付けももちろん自前。全てを元の位置に片づけ、残った酒やツマミは同人の1人が「にわかテキヤ」と化し調子の良い口上で一つ残らず希望者が持ち帰った。二次会を終えるともう夜。全くもって怒涛の1日であった。しかしよく考えたら笑えてくるほど楽しかったナと思う。
それは、あれが美味かったとか面白かったとかいうことではなく、あのドタバタの準備があって、なんとか会を無事に楽しくやり終えたこと全部が最高だったのである。楽しいって、何なんでしょうね。誰かに何かをサービスしてもらうことが楽しいってことがいつの間にか常識なわけですが、全然そうじゃない。
※AERA 2024年5月13日号