5位 蒼いフォトグラフ 32票

「瞳はダイヤモンド/蒼いフォトグラフ」 撮影/写真映像部・大野洋介 レコードジャケット/「歌謡曲BAR スポットライト 新橋」所蔵

 「瑠璃色の地球」と同票で5位となったのは、「瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ」(1983年10月28日リリース/作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂/編曲:松任谷正隆)。松田聖子の15枚目のシングルで、もともとは「瞳はダイヤモンド」が単独A面だったが、再プレスのときから両A面扱いになった。

 ドラマ「青が散る」(1983年、TBS系)の主題歌だったために心に刻まれているファンも多い。

「TVドラマ『青が散る』の主題歌で、ドラマの世界観とともにこの歌にハマったから」(60代・男性)
「子どもの頃に見ていたドラマで使われていて、その頃に素敵な曲だなと思っていましたが、何十年という時を過ぎても昔と変わらない素敵な曲だと感じるため」(50代・女性)

 この曲を好きな理由に「爽やかな青春を感じる」(50代・女性)など、「青春」という言葉がたくさん並んでいるのも特徴的だった。

「ノスタルジックであり、青春の甘さと切なさのバランス、匙加減が絶妙。松田聖子×松本隆×呉田軽穂の最高傑作!」(50代・女性)

「蒼いフォトグラフ」の人気もあり、人気音楽番組「ザ・ベストテン」(TBS系)では、「瞳はダイヤモンド」が、松田聖子最長となる8週連続1位を記録している。

3位 瞳はダイアモンド 38票

 「蒼いフォトグラフ」に続いてランクインは、やはり「瞳はダイアモンド」だった。

「瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ」は、両曲とも、松田聖子初めての本格的な失恋もの。それだけに歌詞がしみいる。

「詞が素敵。風景が浮かぶ」(50代・女性)
「情景が目に浮かぶ切ない歌詞と、とても美しいメロディラインが好きです。それを歌う聖子さんもとても綺麗でした」(50代・女性)
「歌詞が文学のようで秀逸」(50代・男性)
「“映画色の街”というフレーズがとても好き」(50代・男性)

 改めて、歌詞の文字だけを読んでみると、ファンが思い浮かべる景色が見えてくるようだ。

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