まい 友人宅へ言って、扉を開くたびに驚きの連続(笑)。あと、韓国の部屋は100%オンドル(床暖房)があるから本当に暖かい。今は当たり前だけど、最初は感動していたな。しかも、ベランダは二重窓が付いているから冬でも暖かいし、結露とかもない。それと最近びっくりしたのは、アパートはベランダを広めに作っていて、部屋を広げられるような可動式になっているのよ。ベランダはいらないという人は部屋のスペースを拡張できる仕組み。これは本当にいいシステムですね!
こりあゆ 経験から、住むのに適したエリアは?
まい 「値段も手ごろで、かつ住むのに適した街」って、ソウルの場合ほぼ決まっているよね。私が通っていた語学学校のある新村は、弘大あたりは学生向けの賃貸物件がたくさんあって、家の周辺には面白いスポットが多くて毎日新鮮。飽きないのがよかった。もし家賃が高くなければ、弘大近くの上水(サンス)洞周辺や、西江大学のあるあたりは素敵なカフェもいっぱいあって、おすすめです。
こりあゆ 私のおすすめの駅は、ソウル大学入り口付近ですね。価格的にも手ごろな物件が集まっていて。ただ近くに語学堂がないから、通学するのはちょっと不便かもしれません。
まい 今は江原道の海の見える家に住んでいるんだけど、ソウルのにぎやかさが疲れるときってあるよね。長期に住むなら少し歩いたら自然があるようなゆとりのある街がいいかもね!
こりあゆ ずばり、いい家を探すコツは?
まい 「予算はいくら」「窓のある物件」とか、自分の優先順位や目的意識をしっかり持って探すことかな。韓国の場合、2月と8月は引っ越しが多いし、よい物件は早いモノ勝ちだけど、物件は多いから諦めずに探せば目的に合うところが見つかるんだよね。でも、家探しって難しいよね。私がコツを教えてほしいくらい。こりあゆがいま住んでいる家、すごく素敵だよね!
こりあゆ 私のいま住んでいる家、実は交通の便があまりよくないんです。住んでいる人が少なくて、朝の通勤ラッシュの時間でも5人くらいしかいない(笑)。でも人混みが苦手だから、逆にそこが気に入ってます。韓国人でも交通の利便性を重要視する人が多いけれど、ソウルの地下鉄は朝夕のラッシュ時が大変で。路線が少ない駅のほうがよい物件が残っていて、穴場かもしれません。
(構成 生活・文化編集部 白方美樹)